住宅街をぶらり
最後に、デトロイト市内の住宅街の様子をご紹介します。
世紀末な雰囲気のエリアから、なんともないアメリカの住宅街の様子の街まで、全てが廃墟化していると思われているデトロイトですが、意外と普通の生活を送っている人も少なくないようです。
この建物は見るからに廃墟です。すでに樹木に飲み込まれつつあるのがわかります。
建物の中には火事の跡が見受けられるものがあります。一節には「地元の警察が浮浪者が住み着くのを防ぐために燃やしている」という噂も。
本当なのかはわかりませんが、効率的とはいえ何か違う気がしますね。
廃墟が多かったイーストサイドと比較すると、ウェストサイドは比較的普通の建物が多い印象を受けます。最盛期よりも大幅に人口が減ったとはいえ、まだまだ多くの人が住んでいることがわかります。
まとめ
市内に東京ドーム28個分の廃墟が立ち並ぶデトロイト。今回紹介したように、かつての建物は取り壊されたり、廃れるがままになっている面もありますが、一方で景気回復の兆しが見えるといった指摘もあります。
例えば、こちらの記事では、JPモルガンのCEOであるジェイミー・ダイモン氏が、民主党と共和党が党派を超えた強力をすることで少しずつ改善していっていると指摘しています。
まるで、アメコミ映画に登場するかのようなデトロイトですが、再び立ち上がる日が来るかもしれません。
Top Photo By PROBarbara Eckstein