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クルマのヘッドライトの構造はどうなっている?
ロービームとハイビーム
ヘッドライトには、ハイビームとロービームという2つのモードがあります。
ハイビームは100m先の障害物、ロービームは40m先の障害物を照らすことができるように規定されています。
この数値から考えると夜間の走行にはハイビームの使用が向いてますが、実際にはほぼロービームをつけっぱなし、というドライバーが多いといいます。
道路交通法では対向車とのすれ違いや先行車のすぐ後ろを走行する際の消灯、もしくは減灯=ロービームへの切り替えることが義務付けられています。
ロービームはすれ違い用前照灯、ハイビームは走行用前照灯と道路交通法で定められています。
ロービームは必要な時のみ使用し、夜間は基本的にハイビームを使用しましょう。
HI/LO切り換え式ヘッドライトとは?
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2灯式、主にH4型バルブの場合は一つのバルブでロービーム、ハイビームを切り替えています。
キセノンやLEDにヘッドライトを交換する場合、従来はロービームしか使用できず問題がありましたが、近年ではその欠点を補うHI/LO切り換え式ヘッドライトが登場しているようです。
バルブの光点をスライドさせるスライドタイプ、光源を2つもつタイプなどがあります。
プロジェクターライトとは?
従来のライト(リフレクターライト)は光源の後ろに反射板を設置して光を反射させ、ライトを照射させています。
レンズに光を集めて配光するので、暗闇との境目がはっきりし、無駄な部分に光を漏らしません。
リフレクターライトよりも小型化し、現在では多くの車に取り入れられています。
H4、H3などバルブの規格とは?
メーカーや車種によってヘッドライトのバルブは様々な形状があり、H4やH3などはその種類を表しています。
かなりの種類があり、ヘッドランプの交換を考える際にはまずこのバルブの種類を確認することから始まります。
同じメーカーだから同じ規格、というわけではなく、それぞれの車種やグレードによっても異なるので注意してください。
ヘッドライトにはどんな種類がある?各バルブのメリット・デメリットとは?
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ハロゲンヘッドライトのメリット・デメリット
一番最初に登用したのがこのハロゲンタイプ。フィラメントに通電して発光させています。
柔らかく優しい光が特徴で、赤みを帯びた色合いです。
家庭用の照明でもLEDが主流になりつつありますが、この色合いを好み、あえてハロゲンを使用するという方もいるそうです。
LED照明の電球色、というものもそういう一定のニーズから生まれたのでしょう。
他のタイプに比べて熱を持ちやすく、ヘッドライトに雪が積もりにくいというメリットがあります。
赤っぽい光のため雨天時の路面に反射しにくく、雨天時の夜間視認性は抜群です。
明るさでは他のタイプに劣ること、寿命の短さがデメリットとしてあげられるでしょう。
ハイワッテージバルブとは?
名前から想像できると思いますが、100w以上の消費電力の大きいハロゲンランプのことをハイワッテージバルブといいます。
その明るさはかなりのものらしく、キセノンに近いものがあるという声も。
現在は消費電力を抑えても明るさが確保できる高効率ランプが主流の中、ほとんど見かけることはなくなりました。
消費電力が大きい分発熱が激しく、樹脂レンズを溶かしてしまうこともあるようなので、ガラスレンズ向きといえるでしょう。
キセノンヘッドライト(HID・ディスチャージドヘッドライト)のメリット・デメリット
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3つの呼び方があり混乱してしまうかもしれませんが、これはすべて同じライトのことを指しています。
キセノンはハロゲンのように電球内にフィラメントを有しません。キセノンガスの入った電球内に放電して発光する仕組みです。
ハロゲンより長寿命、発熱の少なさがメリットといえるでしょう。
キセノンはハロゲン、そしてLEDよりも明るく、それがメリットにもデメリットにもなります。
当然、明るければ明るいほど夜道は安全に走行できるのでそこ大きなメリットですが、ハイビームにした際は対向車の目をくらませてしまうことになりかねませんので特に注意が必要です。
また雨天時には白く反射してしまい、逆に視界が悪くなることも。4灯式ではロービームにのみ使用される場合も多いようです。
発光まで少し時間がかかることもデメリットといえるでしょう。パッシングなどの使用には向いていません。
キセノンはリフレクション式のヘッドライトでは明るすぎて不向きとされています
そのため、多くの場合はプロジェクターヘッドライトと組み合わされることになります。
バイキセノンとは?
メリットデメリットでも触れましたが、キセノンの明るさは諸刃の剣。
そこで4灯式の場合は、ロービームに明るいキセノンを使用し、ハイビームにはキセノンほどの明るさはないハロゲンを、という組み合わせが多いようです。
これに対し、ローとハイの両方にキセノンを装着したものがバイキセノン。
また、4灯式のハロゲンとキセノン両方を装備しているタイプで、キセノンヘッドライトの遮光版の位置を動かしてローとハイの切り替えを行うものもバイキセノンと呼ぶようです。
LEDヘッドライトのメリット・デメリット
発光ダイオードによって発光するLEDのメリットとしてよく知られているのは省電力と長寿命。
車両の寿命より前にLEDの寿命が来ることはほとんどないといわれています。限りなく球切れを起こす可能性は低いと考えていいでしょう。
点灯時、瞬時に最大の光量に達するのも大きなメリット。
デメリットとしては、ハロゲンよりは明るいですがキセノンほどは明るくないこと。
そして純正の場合、故障の際や万一の球切れの場合には他のタイプのようにバルブの取り換えだけではなく、ユニットごと交換することになるので費用がかなり高くなります。
またキセノンにも当てはまることですが、熱をあまり発さないので、寒冷地帯ではヘッドライトに雪が積もってしまう、という点もデメリットの一つといえるでしょう。
レーザーヘッドライトのメリットデメリット
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アウディ、そしてBMWの採用でかなりの話題となっているのが次世代型のレーザーヘッドライト。
そのメリットはかなりのもののよう。
まず、省電力と評判の高いLEDより30%程度さらに省電力が可能。そして照射距離は約2倍、光量は5倍という凄いスペックを兼ね備えています。
さらにLEDよりもかなり小型化することができるので、車の顔でもあるフロントマスクのデザインの自由度が上がるという利点もあります。
機能的にも優れ、デザイン性がアップできる、まさにこれからの新しいヘッドライトといえるでしょう。
これまで見たこともないような斬新なデザインの車が登場するかもしれませんね。
デメリットは、今の段階では非常にコストが高いこと。例えばBMW i8は85万円でレーザーヘッドライトを装備することが出来ます。
現時点では限られた高級車のみにしか採用できないような値段ですが、量産化され普及してくることを期待したいですね。
ヘッドライトのバルブを違う種類に交換することは可能?
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ハロゲンヘッドライトを交換する場合のコストは?
寿命や明るさなどから、ハロゲンヘッドライトをキセノンやLEDに交換する方も増えているようです。
種類の違うバルブの交換を考えている際には、バルブの他にも必要な部品が出てくることもあるので、よく確認してください。
特にハロゲンからキセノンに交換する際は、バラストやハーネスなどが必要になり、作業工程も複雑になります。
各種部品代と工賃合わせて、6万円~くらいになるでしょう。
LEDに交換する場合はバルブのみの交換の場合が多いのでバルブと工賃合わせて2万円~と、キセノンに交換するよりはお手軽な場合が多いようです。
光軸や色温度など車検に対応するか要確認!
キセノンやLEDに交換することによって、光軸がずれてしまう可能性があります。
特にキセノンの場合はハロゲンよりかなり光量が多く、ハロゲン用に設定したリフレクターそのままでは使用に問題がある場合がほとんどです。
LEDの場合も光源の位置がまったく同じというわけではないので、必ず光軸調整を行ってください。
カットラインが崩れたり、光量の不足などで車検に通らなくなる可能性があります。
色温度にも注意が必要。青みがある色では車検をクリアできません。
どのタイプのヘッドライトも一長一短、何を自分が一番優先するかによって選ぶのものは変わってきます。
使用環境や好みなども考慮して、自分に合ったものを選んで見てはいかがでしょうか。
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