出典元:http://car-moby.jp/283770
F1に詳しくない人でも、きっと一度は聞いたことがあるであろうF1レーサーのセナ!
そんなセナの名前を冠したスーパーカー、マクラーレン・セナがついに日本で公開されました。
マクラーレン・セナの特徴は?
出典元;https://response.jp/article/2017/12/12/303649.html
まずはマクラーレン・セナの特徴について紹介します。
マクラーレン・P1に続くアルティメットシリーズ第2弾、サーキット走行を最も重視したロードカー
マクラーレンのラインナップの中でも、最上位スーパーカーとされているのがアルティメットシリーズです。
その第1弾として、2013年に登場したのがマクラーレン・P1!
限定375台で発売され、たちまち人気となりました。
そしてアルティメットシリーズの第2弾として発表されたのが今回のマクラーレン・セナなんです。
サーキット走行を最も重視したロードカーとされていますが、これはマクラーレン史上初となっています!
もちろん公道仕様として作られてはいますが、サーキットでも十分に戦えるように作られているそうですよ。
マクラーレンの中でも最速なんだそうです!
カーボンファイバー製シャーシ&ボディとアクティブエアロダイナミクス
マクラーレン・セナは、シャーシ(フレーム部分)とボディにカーボンファイバーが使用されています。
カーボンファイバーの最大の魅力は、なんといっても軽さにあります!
そしてアクティブエアロダイナミクスによって、800kgのダウンフォースも実現。
これによってマクラーレン史上最も軽い車が完成しました。
4リッターV8ターボエンジン、モーターはなし
マクラーレン・セナに搭載されているのは、4リッターツインターボチャージャーV8エンジンです。
これはマクラーレン史上最もパワフルなエンジンなんですよ!
ロードカーでありながら、サーキットでも十分通用する車として作られたマクラーレン・セナ。
加速はもちろんですが、最高時速は340km/hにもなります。
ヘリコプターのようなコックピット、徹底した軽量化
マクラーレン・セナはコックピットも一味違います。
乗り心地だけでなくドライバーの動きやすさも重視した造りになっており、余計なボタンなどはコックピットから離れた位置に移動されています。
ヘリコプターのような見通しを、というコンセプトを持って作られたコックピットですので、独自のガラス張りドアが使用されています!
視野が広いということで運転がしやすいのはもちろんですが、開放感もありますよ。
また軽量化したのはボディだけでなくインテリアでも徹底されており、搭載されているものは必要最低限。
グラム単位での徹底した軽量化がなされています!
インフォテインメント・スクリーン
ナビやオーディオなどのスクリーンを使いやすいように移動できるように設置。
必要なときには近くに持ってきたり、ヘルメットをかぶっているときには見えやすい場所に移動したり。
さらに不要なときには横にしておけたりとかなり使いやすいですよ!
全世界500台限定販売、すでに完売
マクラーレン・セナは、全世界500台限定で作られました。
そのうちの499台は注文制だったのですが、最後の1台だけはなんとオークションで販売されました!
このオークションはチャリティーになっていて、落札金は全額寄付されたのだそうですよ。
ブラジルで子供たちの援助をしている団体に寄付されたその金額は、なんと日本円にして約3億円だそうです!
ちなみに注文制だった499台もすべて完売しています。
マクラーレンの歴代モデルや現行スーパーシリーズ、スポーツシリーズのスペックと比較すると?
出典元:https://wired.jp/2018/03/20/mclaren-senna-supercar-geneva/
マクラーレン・セナの紹介をさせていただきましたが、そのスペックをマクラーレンの歴代モデルや現行シリーズと比較してみたいと思います。
マクラーレン・570S
マクラーレンのスポーツシリーズとして2015年に発表されたのが、マクラーレン・570Sです。
スポーツカーとして作られ、シルエットもシンプルで可愛らしいものになっています。
マクラーレン・セナと同様に軽量化されており、エンジンには3.8リッターV8エンジンが搭載されています!
同じスポーツシリーズでは、2016年に570GTも発表されています。
マクラーレン・720S
2017年3月に発表された、スーパーシリーズの最新作がマクラーレン・720Sです。
先代モデルからフルチェンジされ、少しゴツめのデザインとなっています。
マクラーレンの特徴でもあるディヘドラルドアが、独特な仕様となっていることでも話題となりました!
マクラーレン・F1
1991年に発表されたマクラーレン・F1は、ゴードン・マレーによりデザインされました。
こだわりが詰まったモデルで、日本円にして1億円という価格だったにも関わらず採算が取れないとされていました!
BMW製のエンジンが搭載されているという特徴もありましたよ。
マクラーレン・P1
マクラーレン・セナと同様、アルティメットシリーズにあるのがマクラーレン・P1です。
ちなみにP1というのは「Position1」の頭文字で、マクラーレン史上最高峰という意味があるそうです。
P1で日本が一番注目したのは、ブレーキです!
というのも、日本の企業である曙ブレーキ工業が作ったものが搭載されたのです。
公道モードとレースモードとがあり、最高速度は350km/hです。
以上の4種類と、マクラーレン・セナとをスペックで比較したのがこちら♪
最大トルク | 最高馬力 | 車両重量 | 価格 | |
セナ | 800 | 800 | 1198kg | 約9850万円 |
570S | 61.2 | 570 | 1313kg | 約2500万円 |
720S | 600 | 720 | 1419kg | 約3000万円 |
F1 | 66.4 | 630 | 1140kg | 約1億円 |
P1 | 900 | 916 | 1395kg | 約9600万円 |
こうして見てみると、マクラーレン・セナが軽量化に力を入れているというのがよくわかります。
かなりハイスペックな一台ですね!
車名の由来となったF1レーサー、アイルトン・セナとは?
出典元:http://fukuoka-pamphlet-seisaku.com/glossary/fukuoka-blog/?p=830
ここで少し、車名にもなっているF1レーサーのアイルトン・セナについても紹介させていただきます。
マクラーレンのF1ドライバーとして3度のワールドチャンピオン
アイルトン・セナは、若くして天才ドライバーと呼ばれたF1レーサーです。
マクラーレンに移籍する前から注目は集めていたものの、本格的にチャンピオンとして活躍したのはマクラーレン移籍後となっています。
史上最高のサーキットマシンを提供したマクラーレンに対し、アイルトン・セナは1シーズンに8勝という圧倒的な成績を返しました。
移籍1年目で世界タイトルも獲得し、3度のワールドチャンピオンにも輝きました!
その後6年間をマクラーレンとともに戦ったアイルトン・セナは、1994年のレース中に事故に遭い亡くなりました。
セナの遺産を基に設立されたセナ財団
アイルトン・セナが亡くなってからは、その遺産を基に財団が設立されました。
この財団はブラジルの恵まれない子供たちのためにと作られ、主に教育に力を入れているそうです。
先ほど述べたチャリティーオークションでの落札金もこのセナ財団に寄付されました!
マクラーレン・セナの日本価格は?
出典元:https://www.idea-webtools.com/2017/12/McLaren-Senna.html
気になるのはやっぱりマクラーレン・セナがいくらなのか…ということですよね。
マクラーレン・セナの価格ですが、67万5000ポンドで販売されました!
価格は67万5000ポンド、為替次第で変動
67万5000ポンドがいくらなのかというと、為替によって変わってきますが大体1億円くらいです。
現在の為替が1ポンド約145円なので、厳密にいうと約9850万円!
これが高いと感じるか安いと感じるか…あなたはどう思いますか?