出典元:https://www.porsche.com/japan/jp/models/panamera/panamera-gts-models/
新型ポルシェ・パナメーラGTSはベースモデルとどこが違う？
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4リッターV8ツインターボエンジン×8速PDK×4WD
パナメーラGTSの伝統ともいえるV8エンジンは新型でも踏襲されました。搭載された4.0LV8ツインターボエンジンは最高出力460ps/6,000-6,500rpm、最大トルク620Nm/1,800-4,500rpmを発揮します。
これは先代のパナメーラGTSを20ps、100Nmも上回る数値。かなりのパワーアップを図ってきましたね。組み合わされるトランスミッションはデュアルクラッチシステムの8速PDK（ポルシェ・ドッペルクップルング）、駆動方式はアクティブ4WDのPTM（ポルシェ・トラクション・マネージメント）。
0-100km/h加速は4.1秒という加速性能を持つようになりました。最高速度は292km/h。
「GTS」の名に恥じないハイパフォーマンスモデルになっています。
スポーティチューンのPASM、スポーツクロノパッケージ標準装備
エンジンはもちろん、専用にスポーティチューニングが施された電力制御ダンパーシステムのPASM（ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム）を含むアダプティブサスペンションを標準装備したこともこのハイスペックな走行性能に大きく影響しているでしょう。
さらに車高はベースモデルよりも10㎜低くなり、ブレーキも専用チューンが施され強化されています。
また、新型パナメーラGTSには通常PDK搭載モデルにのみオプションで用意されているスポーツクロノパッケージが標準装備されています。
このスポーツクロノパッケージは、シャシーやエンジン、トランスミッションがスポーツモードに切り替わりよりダイナミックでスポーティな走りが得られるようになるシステム。ローンチコントロール機能も搭載され、スポーツクロノパッケージ装着車は非装着車よりも0-100km/h加速が0.2秒短縮されます。
外装はブラックコントラストと20インチホイールで差別化
新型パナメーラGTSにはフロントバンパースポイラーやサイドスカート、リヤバンパーエプロンなどのエアロパーツがセットになったスポーツデザインパッケージも標準装備となっている上、フロント、リアのバンパーの一部はブラックに仕上げられ、標準モデルとは一線を画すスポーティかつ威厳のあるスタイルになっています。
ホイールも20インチのGTS専用ホイールに。やはりブラックを効かせて引き締まった足元を演出、ハイスペックモデルならではのスポーティな走りをイメージさせるスタイリングですね。
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内装はスポーティなアルカンターラとアルミ
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インテリアは軽量なアルミや高級素材のアルカンターラを使用し、スポーティながらも落ち着いた高級感を感じさせる仕上がりに。
ブラックベースのインテリアに、随所に施されたレッドのステッチがアクセントとなって華を添えています。シートベルトもレッド、フロントシートのヘッドレスト部分にも「GTS」の赤い文字が映える色気のあるスタイリングです。
走行性能に特化したモデルとなるととにかくスポーティで無機質になりがちなものですが、新型パナメーラGTSはそうではなく、スポーティさは保ちながらもインテリアのコーディネートにセンスを感じさせる仕上がりとなっています。
スポーツツーリスモも設定
今回、パナメーラスポーツツーリスモにもGTSが設定されました。スポーツツーリスモはシューティングブレークと呼ばれるスポーツクーペのスタイルを持つステーションワゴンです。
パナメーラGTSスポーツツーリスモでは最高速度が289km/hとなっています。
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現行ポルシェ・パナメーラのGTS以外のグレード構成は？
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パナメーラ/4/4エグゼクティブ/4スポーツツーリスモ
エントリーラインに相当するのがこのラインです。パナメーラは2WD、モデル名に4がつくものはAWD車です。
搭載されているエンジンは3.0LV6気筒エンジンで最高出力330ps、最高トルク450Nm、0-100km/h加速は5.5秒～5.7秒。
電動８ウェイ調整、ドライバーメモリーパッケージが付いたフロント コンフォートシート、フロント席のヒートシーターなどが標準装備となっています。
パナメーラ4Eハイブリッドパナメーラ4Eハイブリッド エグゼクティブ/4Eハイブリッド スポーツツーリスモ
パナメーラのハイブリッドライン。こうしたスポーツタイプのクーペにもハイブリッドがラインナップされる時代になってきましたね。
こういったモデルの場合にはハイブリッドがラインナップされてもボディタイプは一種類のみであったり、グレードもモノグレードであることも多くありますがポルシェでは幅広くハイブリッド搭載モデルを用意。
総合最高出力は462ps、最大トルクは450Nm。0-100km/h加速は4.6秒～4.7秒です。
パナメーラターボSEハイブリッド/パナメーラターボSEハイブリッドエグゼクティブ/パナメーラターボSEハイブリッドスポーツツーリスモ
ターボモデルにもハイブリッド搭載モデルがラインナップされています。ポルシェはかなりハイブリッドに力を入れていることが窺えますね。
V8気筒ターボエンジンとハイブリッドシステムの総合最高出力は680ps、最大トルクは770Nm、0-100km/h加速は3.4秒～3.5秒という驚くべき数値。価格は通常のターボモデルよりも高額になりますが、それだけの価値はありそうです。
パナメーラ4S/4Sエグゼクティブ/4Sスポーツツーリスモ
パナメーラ4Sに搭載されるエンジンは3.0LV6エンジンで最大出力440ps、最大トルク550Nmにパワーアップしたものに。0-100km/h加速は4.4秒～4.5秒。
このエンジンには2WD車はラインナップされていません。
パナメーラ ターボ/ターボ エグゼクティブ/ターボ スポーツツーリスモ
ターボエンジンを搭載したモデルで、全てAWD車です。V8気筒ターボエンジンは最高出力550ps、最大トルク770Nmを発揮するパワフルなエンジンです。
今回の新型パナメーラGTSの数値を超えていますね。0-100km/h加速も3.9秒と、３秒台に到達しています。
ポルシェ・パナメーラ以外にもラインナップされるGTSグレード
ポルシェ・911カレラGTS
出典元:https://www.porsche.com/japan/jp/models/911/911-gts-models/911-carrera-gts/
いわずと知れたポルシェのフラッグシップモデルの911シリーズのGTSモデルが発表されたのは、2017年のデトロイトモーターショーでした。
911カレラGTSは最高出力450psを発揮する水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載。0-100km/h加速は3.7秒を誇ります。
幅広いラインナップを揃える911ですが、優れた走行性能とコストパフォーマンスの良さから発売当初よりかなりの人気となっているようです。
現在2シーターのクーペと、カブリオレがラインナップされています。
ポルシェ・718ケイマン/ボクスターGTS
出典元:https://www.porsche.com/japan/jp/models/718/718-gts-models/718-boxster-gts/
カブリオレのボクスター、そしてボクスターの派生モデルとして誕生したのがケイマンです。ポルシェで初めて水平対向4気筒ターボエンジンが搭載されたミッドシップモデルでもありますが、GTSは今年2018年の春に日本上陸したばかり。
最高出力365ps、0-100km/h加速は4.6秒。最高速度は290km/hです。
ポルシェ・マカンGTS
出典元:https://www.porsche.com/japan/jp/models/macan/macan-gts-models-1/
人気のミッドサイズSUVのマカンにもGTSがラインナップされています。マカンはポルシェ初のSUVとして誕生したカイエンよりも一回り小さく、その取り回しの良さや比較的手ごろな価格帯から爆発的な人気を誇るモデルとなっています。
搭載されたV6気筒ツインターボエンジンは最高出力360ｐｓ、0-100km/h加速は5.2秒。ポルシェがあくまでも”スポーツカー”であると強調するマカンですが、GTSはその名に恥じないものに仕上がっているようですね。
