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マイナーチェンジした新型トヨタ・シエンタの特徴は?前期型とはどこが違う?
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初代がデビューしたのは2003年と、15年の歴史を誇るトヨタの人気ミニバン・シエンタ。初代は大ヒットしたこともあり長く販売され、初めてのフルモデルチェンジが行われたのは2015年と意外と最近のことになります。
2代目となる現行モデルの登場から3年が経過した今年2018年、現行モデルとしては初のマイナーチェンジが行われました。
このマイナーチェンジではどのような変更があったのか、見ていきましょう。
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2列シート5人乗りの「ファンベース」追加
今回のマイナーチェンジで最も大きなトピックは2列シートの5人乗り「ファンベース X」と「ファンベース G」がラインナップされたことでしょう。
これまでシエンタには、3列シート7人乗りの設定しかありませんでした。
2列シート車は後席を倒すことで2,065㎜ものフラットスペースが確保できます。26インチのマウンテンバイクであれば2台積み込めるとのこと。また、大人が横になっても十分な長さがあるので、万一の災害の際の車中泊などにも対応します。
また荷室の両サイドにユーティリティホールを9つずつ、計18個用意しました。オプションで用意されているシステムバーやラゲージアッパーボード、ラゲージアッパーボックスなどを組み合わせて使用するとより幅広い荷室の使い方が可能です。
フロントバンパーやランプ類のデザイン変更
基本的にはキープコンセプトながらもエクステリアには変更が加えられました。
シエンタといえば個性的なフロントフェイスが印象的ですが、今回はメッシュ型の大型グリルが採用され、よりダイナミックな印象を持つようになりました。
フロントバンパーやフロントグリル、リヤランプ、そしてホイールキャップなどが主な変更点となっています。
ツートンカラーを新設定
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新型シエンタのボディカラーは全16色と豊富な色揃えになりました。モノトーンカラーにベージュがプラスされ10色になったのに加え、新たにツートンカラーが6色用意されました。
ツートーンカラーの採用はシエンタでは初。ルーフやドアミラーをブラックにしたツートーンカラーは洗練された雰囲気を持ち、おしゃれな女性の支持を集めそうな予感がしますね。
スライドドア予約ロック機能など快適装備の強化
時代に合わせた快適装備もプラスされました。パワースライドドアの作動中にロック操作をすると、ドアが閉まった後に自動でロックされるスライドドア予約ロック機能を搭載。
スライドドアが閉まり終えるのを待たなくても良くなりました。急いでいるときなどには便利ですね。
また日本初採用となるリヤシートリマインダーも搭載されました。これは後席の荷物の置き忘れを通知するシステム。乗車の際に後席のドアの開閉でシステムが作動、停車してエンジンをオフにした時にディスプレイにメッセージを表示するシステムです。
後席の開閉で荷物があると判断するので、後席を開けずに車内で荷物を後席に移動させた際には作動しません。
車上荒らしなどが増えている昨今、荷物をうっかり置き忘れてしまうのは避けたいもの。そうした世相も鑑みた次世代のシステムです。これからの新型車には欠かせない装備になっていくのかもしれませんね。
インテリジェントクリアランスソナーなど安全機能の強化
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シエンタには従来からトヨタの先進安全機能「Toyota Safety Sense」が搭載されていますが、今回のマイナーチェンジでは事故の原因としても多くの割合を占めるアクセルとブレーキの踏み間違いの際などの衝突被害を軽減するシステム、インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ[対静止物])が新設定されました。
これは車庫入れや発進時に静止物との接近を警告するクリアランスソナーに、15km/h以下の低速時に衝突の危険性のある静止物を検知した際に作動する自動ブレーキを組み合わせたものです。
さらに衝突被害軽減ブレーキ、プリクラッシュセーフティには歩行者の検知機能が加わりました。
新型シエンタはハイブリッド・4WDモデルともエンジンの変更なし
今回のマイナーチェンジではパワートレインの変更はありませんでした。最も2015年のフルモデルチェンジで革新されているので、まだそれほど手を付ける部分はないという判断だったのでしょう。装備面や快適機能、安全機能の強化などに重点がおかれたようです。
こういったファミリーユースが基本の車はスポーツカーのようにシビアな走行性能が求められる性質ものではないので、そう頻繁にはパワートレインの変更は必要ないのかもしれませんね。
新型シエンタのグレード別の装備の違いは?
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X
エントリーグレードにあたるXですが、このグレードには先進安全機能の「Toyota Safety Sense」が装備されません。
パワースライドドアが助手席側のみに用意されます。
またハイブリッド車にはマルチインフォメーションディスプレイが搭載、エアコンもするオートエアコンになりますが、ガソリン車はドライブモニター(アナログメーター)、マニュアル式エアコンとなっています。
ガソリン車に関しては特に必要最低限の設備、といった要素が強く感じられるグレードです。
G
標準グレードとなるのがこのGでしょう。パワースライドドアは両側の装備となりました。またこのGから「Toyota Safety Sense」が搭載されます。
ハイブリッド車・ガソリン車共にマルチインフォメーションディスプレイ、本革巻きシフトノブとステアリングホイールが用意されました。
安全性能と利便性のバランスの取れた使いやすいグレードですね。
Gクエロ
マイナーチェンジ前は特別仕様車だったGクエロが最上級モデルとしてカタログモデルにラインナップされました。
オートレベリング機能を持ったLEDクリアランプを使用したBi-BeamLEDヘッドランプをハイビーム・ロービームの両方に使用。
また新機能のインテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ[対静止物])も搭載されました。
インテリアではドアトリムやフロントドアアームレストが上級ファブリック巻きになり、高級感をもたらしています。
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新型シエンタとライバルのコンパクトミニバンの燃費・スペック・価格を徹底比較!
ホンダ・フリード/フリードハイブリッド
出典元:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/styling/design/
初代は2008年に登場、今年2018年はフリードの誕生10周年にあたります。登場時のCMにはあのジョン・レノンとオノ・ヨーコの息子、ショーン・レノンが登場したことでも話題になりました。
現行型は2016年にフルモデルチェンジした2代目。2017年末には「Modulo X」も登場するなど、長い間高い人気を誇るモデルです。
スズキ・ソリオ/ソリオ バンディット
出典元:http://www.suzuki.co.jp/car/solio/styling/
ソリオは1997年に誕生した歴史あるモデルです。現行の4代目が登場した2015年には2015年度のグッドデザイン賞を受賞しました。新設計のプラットフォームの採用によって1,000㎏を切る軽量化を実現しています。
コンパクトなボディながら広い車内空間を確保。使い勝手がいいと評判です。
実はこのソリオ、三菱自動車へデリカD:2としてOEM供給されているんですよ。
ではエンジンスペック、燃費、価格を比較してみましょう。ガソリン車、ハイブリッド車それぞれでわけて比較します。
ガソリンモデル
最高出力(kW[PS]/rpm) | 最高トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 燃費(km/ℓ) | 価格 | |
トヨタ・シエンタ | 80[109]6,000 | 136[13.9]/4,400 | 20.2 | 1,776,600円~ |
ホンダ・フリード | 96[131]/6,600 | 155[15.8]/4,600 | 17.6~19.0 | 1,880,000円~ |
スズキ・ソリオ | 67[91]6,000 | 118[12.0]4,400 | 22.0~24.8 | 1,459,080円~ |
ハイブリッドモデル
最高出力(kW[PS]/rpm) | 最高トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 燃費(km/ℓ) | 価格 | |
トヨタ・シエンタハイブリッド | 54[74]/4,800 | 111[11.3]/3,600-4,400 | 28.8 | 2,226,960円~ |
ホンダ・フリードハイブリッド | 81[110]/6,000 | 134[13.7]/5,000 | 25.2~27.2 | 2,256,000円~ |
スズキ・ソリオ バンディット | 67[91]/6,000 | 118[12.0]/4,400 | 32.0 | 2,168,640円~ |
スズキ・ソリオがソリオ バンティットと同じスペックのエンジンを使用していますね。ガソリン車、ハイブリッド車どちらにしても燃費はスズキの一人勝ちの様相を呈しています。
終わりに
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利便性も良く、安全性能も追加して生まれ変わったシエンタ。スタイリッシュなイメージはそのままに、より現代風にアレンジされてボディカラーの選択肢も増えました。
これからますますファンが増えることは間違いなさそうですね!
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