【車選びの基礎知識】自動車にかかる税金はどんなものがある?どの車が維持費が安い?

【車選びの基礎知識】自動車にかかる税金はどんなものがある?どの車が維持費が安い?
     
   

出典:http://car-hanbai.info/post-3352

自動車にかかる税金の種類は何がある?

出典:https://kuruma-kinokawa.jp/ku-pit/booking/page/nc-step1/

100万円の自動車を購入しようとしても100万円だけでは購入出来ません。自動車の購入には様々な税金が絡んできます。

免許を取って初めて自動車を購入しようとしている人は、税金について詳しく知らないと思います。

自動車購入に税金は付き物なので、この機会にある程度覚えておきましょう。

自動車税

自動車税は自動車購入時にかかってくる税金です。

毎年4月に納めなければならない税金で、購入時は購入翌月から月割り計算で収めなければなりません。

自動車重量税

自動車重量税も購入時にかかってくる税金です。新車購入時、車検時にかかりますが、車検が残っている中古車の購入時にはかかりません。

名前の通り、自動車重量税は自動車の重量に応じて支払う税金となっています。

自動車取得税

自動車取得税は、50万円以上の車を購入した時にかかる税金です。

新車、中古車の違い、年式が新しい、古い、車両本体価格などによってかかる金額が変わってきます。

消費税

自動車の購入時にはもちろん消費税がかかってきます。

自動車税や保険、ローンなどにはかかりませんが、車両本体価格や付属品に対して消費税がかかります。

ディーラーで出してもらった見積書に記載されている価格は基本的に税込みの価格となっています。

自動車税は車の排気量によってどう違う?

出典:https://www.carsensor.net/contents/editor/category_849/_61968.html

排気量別の自動車税

自動車税は車の排気量によって変わり、0.5L刻みで税額が上がります。

3月に購入した場合には自動車税はかかりません。

軽自動車税

軽自動車の場合、購入時にかかる自動車税はありませんが、毎年4月1日に10,800円の軽自動車税が発生します。

普通車と比べて軽自動車の方がとてもお得です。

エコカー減税・グリーン化税制

2002年に、環境に優しい車に対して減税し、環境に良くない古い車に対して重課するグリーン化税制が発表されました。

電気自動車、燃料自動車、PHV、PHEV、クリーンディーゼル車などの次世代自動車といわれる車がエコカー減税の対象となっています。

燃費基準を満たしている車に対しても減税されます。

自動車重量税は車の重さによってどう違う?

出典:https://oceans.tokyo.jp/car/2018-0113-2/

重さ別の重量税

自動車重量税はo.5トン毎に4,100円がかかってきます。

4,100円は1年分なので、新車購入時だと車検を迎える3年後まで支払う必要があります。

1.5トンの新車を購入した際の自動車重量税は4,100×3×3=36,900円となります。

軽自動車重量税

軽自動車重量税は、軽自動車税と同じように一律の額が定められており、年に3,300円かかってきます。

なので新車購入時だと9,900円の税金を納めることになります。

エコカー減税・グリーン化税制

自動車重量税もエコカー減税の対象となっています。

燃費基準の達成率によって免税、減税となります。

エコカー減税という名称が付けられていますが、燃費の良いガソリン車などにも適応しています。

取得税は車によってどう違う?

出典:http://www.eskyjapan.com/mind/calculator-2/

自動車取得税は都道府県に支払う地方税になります。そのため支払う都道府県によって額に若干の違いがあります。

基本的に車の取得価格に応じて税額が変化します。

新車の取得税

新車の場合、取得価格の約90%に対して、3%の自動車取得税を支払う形になります。

キセノンライトをLEDライトに変えたり、オプションのスピーカーの搭載などで自動車取得税も上がります。

中古車の取得税

中古車の自動車取得税には、残価率が加わってきます。

新車購入時は90%だったものが、1年経過した中古車の場合約68%になります。

残価率は半年毎に設定されており、2年経過した中古車だと自動車取得税は新車の半額以下になります。

中古車の購入は新車と比べて車両本体価格以外にも得する部分があるんですね。

軽自動車の取得税

新車購入時に3%という税率を支払わなければいけませんが、軽自動車の場合2%になります。

営業用自動車も同じように税率は2%に引き下げられます。

エコカー減税

自動車取得税に関してもエコカー減税があります。

次世代自動車に区分される車は全額免除となります。

消費税増税時に自動車取得税は廃止される?

出典:https://response.jp/article/2016/05/11/274953.html

消費税の増税

2018年4月現在、消費税は8%に定められており、その消費税と自動車取得税は密接に関係しています。

新車購入時の自動車取得税は5%でしたが、消費税が5%から8%に変更された時、3%に引き下げられました。

自動車取得税の廃止

消費税が10%になった時点で自動車取得税は廃止されることが決定しています。

現段階でも自動車取得税は二重課税の疑いがあり、これまでにも問題視されていました。

消費税が10%に増税し、自動車取得税が廃止されても実質納める税額は増えることになります。

環境性能割の導入

自動車取得税が廃止された場合、環境性能割が導入されることも決定しています。

環境性能割は基本的には自動車取得税と同じで、対象となる車や支払うタイミングにもほとんど変化がありません。

そのため自動車取得税が廃止されても、結局自動車購入による負担は軽減されないようです。

税金以外にかかるコストは?

出典:http://car-moby.jp/8096

自賠責保険

自賠責保険は加入を義務付けられている強制保険です。自賠責保険に加入せずに走行すると法律により罰せられるので必ず加入しましょう。

自動車の購入時に、車検までの保険料をまとめて先払いする形になります。

任意保険

自動車保険は自賠責保険でカバーできない部分を補ってくれる任意保険です。

とはいえ、自賠責保険がカバーできる保険料はほんの一部にしかすぎないので、自動車保険に加入するのもほぼ必須といえます。

自動車保険だと飛び石や災害が起きても保証してくれますし、安心して車を運転するためにも加入することをおすすめします。

リサイクル料金

リサイクル料金は自動車購入時に支払う料金となっています。

リサイクル料金を支払った後、リサイクル券が発券されます。このリサイクル券は廃車する際に必要になります。

車にはフロン類やエアバック類など、処分にお金がかかるものが沢山使われています。その為、リサイクル料金として前払いすることになります。

車を乗り換える際、廃車せずに下取ってもらう方もいると思いますが、その査定額にリサイクル料金も含まれています。

まとめ

出典:http://aska-u-car.com

自動車にかかる税金を大まかに紹介させて頂きました。

100万円の自動車を購入したくても100万円だけでは購入できません。購入した後も車検をはじめとする維持費がかかってきます。

ディーラーで出してもらった見積書に税金、保険料、諸費用などの欄があるので疑問に思った方は質問してみてもいいかもしれません。

中古車がいいのか、エコカー減税対象車がいいのか、どのタイミングで購入するべきなのか。

よく考えて購入してもらえればと思います。

 

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