ホンダ・グレイスがマイナーチェンジ直前、ライバルのカローラアクシオと徹底比較!

ホンダ・グレイスがマイナーチェンジ直前、ライバルのカローラアクシオと徹底比較!
     
   
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いよいよ来月、ホンダの5ナンバーセダンであるグレイスがビッグマイナーチェンジを行います。ミニバンやコンパクトSUVの人気に押されて「セダン離れ」が叫ばれ久しいですが、セダン復権を望むユーザー層も少なからず存在します。昨年は日産・ラティオが生産を終了したため、国内で手に入る5ナンバーセダンは実質4車種に絞られました。そんな中、グレイスと真っ向勝負となるクルマが、トヨタ・カローラアクシオです。ここでは、5つの視点からグレイスとカローラアクシオを徹底比較。あらためてセダンの魅力に迫ってみましょう。

【エクステリア】実用性という点では、カローラアクシオが有利か

photo by トヨタ自動車株式会社
photo by 本田技研工業株式会社

まずはエクステリアについて見てみましょう。お互い5ナンバーということで、とてもコンパクトにまとまっています。ここで特筆すべき点は、カローラアクシオの優れた実用性です。「デザインに実用性?」という方もいらっしゃるかもしれませんが、運転する上ではとても大切な部分なのです。どんな部分が優れているかというと、たとえば運転席に座った時にボンネットがよく見える点が挙げられます。対するグレイスは、フロントが絞り込まれたデザインのためにフロントの見切りはいまいち。確かにスッとシャープなデザインのグレイスのほうが見た目はいいですが、ここは運転する人のことを考えたカローラアクシオに高い評価を与えるべきでしょう。

  グレイス HYBRID DX FF カローラアクシオ(ハイブリッド)
全長×全幅×高さ(mm) 4,440×1,695×1,475 4,400×1,695×1,460
室内長×室内幅×室内高(mm) 2,040×1,430×1,230 1,945×1,430×1,200
重量(kg) 1,240 1,415
ホイールベース(mm) 2,600 2,600
エンジン最大出力 81ps(110kW)/6,000rpm 54ps(74kW)/4,800rpm
JC08モード燃費 34.4km/L 33.8km/L
タイヤサイズ 185/60R15 84H 175/65R15 84H
本体価格 195万円 203万0400円

【インテリア】質感は五分五分。使いやすさはカローラアクシオが上

photo by トヨタ自動車株式会社

次はインテリアを比べてみましょう。双方ともにセダンのデザインとして正しいものに仕上がっており、質感も標準的といえるレベルです。どちらを選んでも、特に大きな不満は出ないでしょう。フロント側のシートに座る分には、両方ともヘッドスペースなどに圧迫感などはありません。Aピラーがあまり寝ていないため、乗り降りも楽になっています。問題はリアシートです。グレイスはCピラーに傾斜がついているため頭上が若干狭く、長距離の移動は少し苦しいかもしれません。この点は、Cピラーが立っているカローラアクシオのほうが快適に座ることができます。乗る人すべてが気持ちよく移動できるか?ということを考えると、カローラアクシオにアドバンテージがあるといえます。

【走りの性能】グレイスのダイレクトなフィーリングが心地いい

photo by 本田技研工業株式会社

走りの面はどうでしょうか。結論からいってしまうと、これは断然グレイスが有利となります。まずステアリングの操舵フィールがナチュラルで、ドライバーとクルマの一体感が高いレベルにある点が大きく評価できます。リアの追従性も高く、狙ったラインをきちんと走ってくれるところも安心感があって優れた部分です。乗り心地は少し硬めではありますが粗っぽさは感じられず、スポーティとも取れるでしょう。対するカローラアクシオは、全体的にソフトライドな印象を持ちます。誰でも楽に運転ができるという点はいいのですが、ステアリングのインフォメーションが希薄なところは気になりました。ハイブリッド車の加速も想像したほどではなく、控えめな感じを抱かせます。このあたりは、DCTならではのダイレクトなフィーリングを持つグレイスのハイブリッド車のほうが心地いいといえるでしょう。よってこの勝負は、グレイスの勝利となります。

【燃費性能】優れた燃費性能を発揮するグレイスのハイブリッド

燃費も気になるファクターのひとつでしょう。ここでは、双方のハイブリッド車の燃費を比べてみたいと思います。カローラアクシオのハイブリッド車の燃費は、33.8km/l。対するグレイスのハイブリッド車は、新型で34.8km/lとなります。どちらが優れているのかは、一目瞭然ですね。走り出しから積極的にEVモードで運転を行うなど、徹底したパワーユニットのマネージメントが好燃費につながったのでしょう。そして細かいことをいえば、エンジンのピストンコーティングの厚膜化やカムとクランクジャーナルの面粗度向上、補器ベルトの低張力化といったフリクション対策も功を奏しているといえます。

【装備・価格】お互い譲らない、優れたコスパと安全性

photo by トヨタ自動車株式会社

ベーシックモデルとはいえ、充実した装備でお買い得感が強い両モデル。特に力を入れているのが、安全装備です。カローラアクシオは、2015年に行われたマイナーチェンジで「Toyota Safety Sense C」が装備されました。そしてグレイスにも、今回の仕様変更で待望の先進安全運転支援システム「Honda SENSING」が用意されます。Honda SENSINGには、

・衝突軽減ブレーキ(CMBS)
・歩行者事故軽減ステアリング
・アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)
・車線維持支援システム(LKAS)
・路外逸脱抑制機能
・誤発進抑制機能
・先行車発進お知らせ機能
・標識認識機能

という8つの機能が備わっています。特に誤発進抑制機能はアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故の軽減が期待でき、これはToyota Safety Sence Cにはないものです。またホンダのスモールコンパクトとしては初となる、オートハイビームやアクティブライト(ステアリング連動ヘッドランプ)なども装備される点も見逃せません。

photo by 本田技研工業株式会社

ただし価格で選ぶか、装備で選ぶかは予算の都合などで人それぞれ変わってくる部分が大きく、ここは両車ともそれぞれ魅力があるということで引き分けの判定とします。

セダンの魅力を徹底的に追求した、新型グレイスは要注目

セダンと聞いて、どんなイメージが湧くでしょうか?オジサンくさい?それとも、価格が高い?確かに最初はそういう印象を抱くかもしれません。しかし、いまどきのセダンは皆さんが思っているよりもスポーティですし、若々しさも十分にあります。そしてなによりクルマの基本形ですので、ハッチバックなどと比べてボディ剛性も高くて走りの安定感に優れているのもポイントです。まずは実際に、クルマに触れてみてください。アクティブなシーンでも、フォーマルな場でも似合うセダンの魅力を再認識できることでしょう。

「じゃぁ、どんなセダンがいいんだろう?」と思われている方には、新型グレイスを強くおすすめしたいと思います。スタイリッシュなデザインと高い質感を両立したエクステリア、包まれ感があって細かいところまで気が配られたインテリアなど、多くの見どころがあるのがこのクルマのポイントです。先述のように、これまでネックであった安全装備についてもこのマイナーチェンジにより充実したため、さらに選ぶ理由が増えたといえるでしょう。

新型グレイスは7月6日発表、7日発売予定です。ぜひご自分の目で、進化の度合いを確かめてみてはいかがでしょうか。

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