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【国沢光宏の言いたい放題】東名高速夫婦死亡事故から学ぶ、悪質ドライバーへの対処方法【第9回】

2017.11.15

毎週水曜日更新!「国沢光宏の言いたい放題」

この動画は、自動車評論家の国沢光宏先生が、クルマにあまり詳しくない初心者に向けて、「分かりやすく」「言いたい放題」解説する動画です。

東名高速夫婦死亡事故から学ぶ、悪質ドライバーから身を守るには?

今年6月、東名高速道路にて道路上に停止していたワゴン車にトラックが激突。夫婦二人が死亡する事故が発生しました。

その後、10月にこのワゴン車を無理やり停止させていた加害者の男が逮捕。男の身勝手な行動に、世間からは怒りの声が挙がっています。

私たちがどれだけ事故に気を付けていても、このような悪質ドライバーに出会う可能性はゼロではありません。こんな時一体どうすればよいのでしょうか。今回は自動車評論家の立場から国沢先生に事故の見解と対策を語っていただきました。

車を凶器として使った時点で運転するものではなくなる

牧野:僕たちがいかに安全運転を心掛けていても、悪質なドライバーというのはいます。そういった人たちに対して僕たちがどうすればいいのか、国沢先生にお伺いしたいと思います。

国沢:まず、いくつか分けて考えないといけないと思います。今回、車を武器として使っています。それは車を運転する行為とはっきりと分けなければいけないと思います。例えば、包丁はご飯を作るために大事な道具ですが、包丁を人に向けたらもうそれは道具ではなくなってしまう。

牧野:そうですね。凶器ですね。

国沢:確かに車は、ちゃんとしているうちに自分の手を包丁で手を切ってしまうように、運転している分には過失もあるかもしれない。だけど、車を危険なものとして使ったらもうこれは自動車運転過失ではなく、普通の暴行や傷害なんです。警察が甘いのはみんな自動車運転過失と言ってるじゃないですか。

牧野:世間のコメンテーターはそういう意見が多いですね。

国沢:甘い! 車ってやっぱり危険なものなんですよ。そう思いませんか。

緒方:そうですね……。

国沢:そんなもので人をぶつけたり、当てたりしたら危ないじゃないですか。だからそういう意味で分けて考えなければならない。警察があのようなものをガンガン取り締まなければなりません。

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警察の取り組みも今後の重要な課題

あの後あんなにいっぱい危ない運転の動画とかが出てきたじゃないですか。でもそれは警察が大きな声でそのようなドライバーを取り締まりますよって言わないじゃないですか。なぜだと思いますか?

牧野:普通の殺人事件なら警察も動きますし、捜査もしますけど、交通違反ってなんとなく対応が違いますよね。刑事課と交通課で課が違うからでしょうか?

国沢:その通りです! 刑事さんは1個の罪を取り上げるのも、足を使って証拠を固めます。でも、交通課っていうのはちょっと速度が早ければすぐに罰金刑で簡単にノルマを上げられるじゃないですか。逆にあのような事件だと立証して傷害で捕まえようと思ったらものすごく手間がかかる。だからめんどくさがってやらないんです。

牧野:警察の怠慢のような部分もあるんですかね。

国沢:警察の怠慢って言っちゃいけないんです。警察の中でも刑事課の人たちはああいうのを見て許せないって言ってるんです。だけど、担当が違うからできないんです。刑事課の人たちが交通課へ行って「俺がやる」って訳にはいかないんです。だから、まずは警察に動いてもらって悪質ドライバーを取り締まらなきゃいけないんです。

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国沢光宏が語る悪質ドライバーへの対策

牧野:実際に悪質ドライバーに出会ったら僕たちはどのように対応すればよいのでしょうか。

国沢:ああいう人間ってどこにでもいるわけです。例えば街でそういう人間に出会ったらどうしますか?

緒方:ちょっと逃げるというか、あまり関わらないようにしますね。

国沢:私も関わらないにしますけど、運が悪くて絶対に逃げられない時ってあります。まずは怒らせないようにした方がいいです。本末転倒なんですが、現実的な問題として、繁華街に行っていかつい奴にぶつかったら怒るじゃないですか。怒られてやられたらやられ損になりますから。だから、車の前に急に割り込みしたり、追い越し車線をゆっくり走ったりなど、怒らせないような運転をする。自分でもちょっと防衛を心掛けるべきです。

国沢:そして、もし悪質ドライバーを怒らせてしまったらどうするべきか。1つはドライブレコーダーをつけましょう。できれば前と後ろに着けて証拠を残しましょう。

牧野:ニュースでも最近はドライブレコーダーが推奨されていますね。

国沢:それから、車のガラスは手とかでは割れません。特にフロントガラスは絶対に割れないようにできています。車を殴られても傷つけられても証拠を残しておけば後でなんとかなります。もし、棒などを持っていたら本当に危ないのでとにかく逃げた方がいいです。

牧野:何があってもドアを開けないということが大事なんですかね。

国沢:相手が車から下りてきたら逃げられるじゃないですか。ですから逃げる。なるべくコンビニなどの人がいるところに行って助けを求める。その間に警察に電話をする。これが大事だと思います。

牧野:今日のまとめに入りたいと思います。今回の事件で法改正や警察の取り組みなど、課題は出たと思います。モータージャーナリストとして、自動車業界全体の話などもまとめてお伺いします。

国沢:とにかく怒らせない。そして、絶対に車から出ない。後で110番して対応する。ケンカは買わないようにしてください。

牧野:僕たちもいつこのよう場面に遭遇するか分からないですからね。いつ起きてもおかしくないよう気構えは必要かもしれないですね。国沢光宏の言いたい放題でした。また次回お会いしましょう。

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文:イキクル編集部


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