レクサス・LCの走行性能:パワフルな走破性か、新時代のエコシステム
エンジンをフロントミッドシップのレイアウトにしたことによる低重心、前後重量バランスの調整により、鋭く機敏なハンドリングと走行時の安定性を実現しています。LC500に搭載される5LV型8気筒エンジン「2UR-GSE」は最大477馬力を発生させ、エンジンの回転数に応じた高周波のサウンドはドライバーを奮い立たせます。自然吸気の良さであるレスポンスの良さと、大排気量であることによるトルク感と加速の伸びが際立ちます。
レクサスはエンジンサウンドを熱意持って作り込み、アクセルを強く踏んだときの轟としたサウンドと、クルージングのときの静かさを両立させ、静と動の最適な融合が図られています。また、新開発10足オートマトランスミッションである「Direct Shift-10AT」を搭載し、走行に常に効率的な変速を行うことで気持ちの良い加速と低燃費を可能としました。
また、変速速度も約0.2秒と切れ味の良い変速ができ、車を意のままに操舵する楽しみを提供してくれます。ハイブリッドモデルのLC500hは、3.5LV型6気筒の新型エンジン「8GR-FXS」を搭載し、180馬力を発生させます。燃費は15.8km/LとLC500に比べて2倍ほど改善されています。
LC500hには世界初のマルチステージハイブリッドシステムが搭載されていることが最も注目すべき点でしょう。レクサス・ハイブリッド・システムに変速機構を直列に配置し、10段変速制御することで、低中速域からの加速性能を保ちつつ燃費の良さも両立させています。この燃費性能は同価格帯の高級車には例を見ない優秀さであると言えるでしょう。