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【国沢光宏の言いたい放題】三菱自動車の逆襲が始まる!?エクリプス クロスを評価レビュー!【第18回】

2018.01.24
新車購入で3万円

毎週水曜日更新!「国沢光宏の言いたい放題」

この動画は、自動車評論家の国沢光宏先生が、クルマにあまり詳しくない初心者に向けて、「分かりやすく」「言いたい放題」解説する動画です。

4年ぶりとなる三菱の新型車エクリプス クロスは国沢先生の目にどう映っているか?

三菱自動車工業から実に4年ぶりとなる新型SUV車「エクリプス クロス」がいよいよ発売されます!

一昨年、不祥事の発覚により一時期は経営危機にまで追い込まれた三菱自動車。その間にブランドイメージはどん底まで落ちましたが、現在では日産傘下の元、少しずつ回復を図ってきています。

今回のエクリプス クロスは古くからの三菱ファンにとっては待望となる新型車ですが、国沢先生の目にはどう映っているのでしょうか? エクリプス クロスが三菱自動車の逆転の1台となり得るのかどうか、評価していただきます!

エクリプス クロスの基本スペックはアウトランダーを踏襲

牧野:今回は三菱・エクリプス クロスの話です。もうすぐ発売を予定している新型車ですが、国沢先生に色々お伺いしていきたいと思います。

国沢:三菱は久々の新車ですよね。

牧野:はい、4年ぶりの新車のようです。

緒方:4年ぶりなんですか!?

国沢:4年間新型車が出なかった会社って三菱くらいの規模の会社だと聞いたことがないです。なぜでなかったと思いますか?

緒方:えっ、なんでだろう?

国沢:会社が潰れそうになってたからです。色々と不祥事があって、クルマの売れ行きが落ちて。新型車を作るって何百億ってかかるんですよ。何百億円かの投資が必要で、その投資に回すお金がなかった。ということで、三菱自動車は新型車の開発を凍結していたんですよね。

牧野:その間に、日産が三菱の株を買ってということもありましたね。

国沢:財政事情がうんとよくなった。三菱って日本ではすごくイメージが悪いですけど、海外ではそうでもないんですよ。東南アジアや中東とかに行くと、三菱は昔のパリダカールラリーなどのイメージがありますし、ロシアもイメージがいい。不祥事からだんだん状況が良くなってきて、日産のバックアップももらって、いつまでも新車を出さないとやっていけないということで出してきた。

緒方:それで4年もかかったんですね。

国沢:ただ、まったく新しくないんですよ。顔見ると分かるん通り、アウトランダーとほとんど同じ。少し後ろを縮めてボディーを小さくしているんですが、基本はアウトランダーです。

牧野:アウトランダーは7人乗りのやつがありますよね? こちらは5人乗りのみですよね。

国沢:そうです。さらに、このエクリプス クロスはPHVがあると言われていたのですが、結局それもなく、ただのガソリンエンジンの1500cc。新しいエンジンではありますが。だから、打席に入ってフルスイングではない。バットを短く持って「バントは苦しいから内野の頭を超えられたらいいかな」くらい。

緒方:4年ぶりだから行けたらなぁみたいな気持ちなんですね。

国沢:まだ外す可能性もありますからね。短く持って当てに行って外す可能性もありますからね。

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エクリプス クロスの国内ライバルSUVは?

牧野:SUVは今世界的に見ても非常に流行の車種ですが、国内でエクリプス クロスのライバルになり得そうなクルマってどれが考えられるでしょうか?

国沢:アウトランダーはDセグメントでマツダで言えばCX-5や日産・エクストレイルなどと同じクラスです。このエクリプス クロスは1つ下のCセグメントというクラスに属すると言われているんですね。だから日本車で言うと、トヨタ・C-HR。ホンダ・ヴェゼルのちょっと上、マツダ・CX-3のちょっと上。マツダで言えば、CX-5とCX-3の間に4があればちょうどこれくらいのクルマです。ガチのライバルはトヨタ・C-HRかな。

牧野:C-HRと競い合って、うまく内野の頭を超えられたら……という感じなんですかね。

国沢:三菱のクルマ作りは結構真面目で、アウトランダーPHVという私が乗っているクルマもすごくいいクルマです。だけど、やっぱりブランドイメージがここまで落ちちゃうとなかなか。安ければいいと思うんです。200万円ちょっとくらいだったら結構お客さんもいると思うんだけど、240万で装備載せて280万とかになっちゃうと素直にC-HR買おうかなってなりますよね。輸入車も安くなってきているので、アウディのQ1とかBMW・X1など、ライバルが多いですね。

牧野:発売してみないと分からない部分がまだ多いですね。

国沢:ヨーロッパでは割と評判はいいです。そんなに売れているというわけでもないけど、イメージが良い方ですね。

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三菱自動車は今後復活できるのか!?

国沢:三菱のクルマってどんなイメージですか?

牧野:僕の中ではパジェロとかやっぱりSUVのクルマを作っているというイメージですね。

国沢:なんでパジェロが良かったの?

牧野:パジェロが発売された頃って僕が幼稚園や小学校の頃だったのですが、普通のクルマと比べてアウトドア系でカクカクしていて子供心ながらかっこいいなという気持ちはありましたね。

国沢:買っている人はたぶんそれだけじゃなくて、当時のパリダカで強かったパジェロを見て、「製品の良いイメージ」、「性能が高いイメージ」があったと思います。でも今の三菱を見ているとそれはゼロ。競技に全く出ていないから良いか悪いかも分からないじゃないですか。どんなスポーツもそうだけど、自分だけでやってたら自分が早いか遅いか分からないし、相手が居なければ自分の実力は分からない。ちゃんとそれを分かってもらうためにはやはり自動車競技だと思いますね。そこに出て行ってある程度の成績を修めたら良い物だと分かるけど、それをしないと勝手にやってるだけで良いか悪いか分からないじゃないですか。そこが今の三菱自動車の最大の弱点ですね。

牧野:かつてはスバル・インプレッサと三菱・ランサー エボリューションで競い合った時期というのもありましたね。

国沢:乗用車もそうやって競い合って、三菱のランサーエボリューションは世界でもトップクラスだった。パリダカでもパジェロは何回も勝って、すごくイメージが良かったのに、今は一切ない。そこは社長の判断だと思うんです。でも、トヨタは世界的にイメージが良いのに、色んなモータースポーツに出て来て世界一を取ろうとしている。それは誰が見たって良いクルマじゃないですか。三菱もちゃんとクルマを売りたいと思ったらそういうところに出てこなくちゃ、前の良かったイメージは取り戻せないと思いますね。

牧野:やはり不祥事からどうしてもイメージが下がってしまったので、三菱が挽回しているのは本当にこれからですね。

国沢:挽回できるかどうかね。バッターボックスに今まで経ってこなかったからね。クルマ出したから売れるってわけじゃなくて、これは全体的なイメージだからね。まったく分からないですよ。

牧野:2018年の三菱に期待をかけたいですね。

国沢:三菱は頑張るしかないですよ。頑張れば皆それを贔屓するし、それができければ空振りになりますね。

牧野:ありがとうございます。国沢光宏の言いたい放題でした。また次回お会いしましょう!

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文:イキクル編集部

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