徹底比較!新型ホンダ・N-ONE vs スズキ・ハスラーの個性派軽自動車対決

徹底比較!新型ホンダ・N-ONE vs スズキ・ハスラーの個性派軽自動車対決
     
   

平成29年12月21日にマイナーチェンジを行い、新たなラインアップが加わったホンダ・N-ONE。同社のN-BOXに比べプレミアム感の強いこの車を、販売開始以来、売れに売れているスズキ・ハスラーと徹底比較! 2台を比べてみることで、ホンダ・N-ONEの魅力をお伝えします!

N-ONEとハスラーの魅力はそのキャラクターにアリ!

http://www.honda.co.jp/N-ONE/webcatalog/styling/design/

トールタイプの軽自動車の中でも、さらにプレミアム感を押し出しているホンダ・N-ONEとスズキ・ハスラーですが、そのキャラクターは実は大きくことなります。ざっくり言うならホンダ・N-ONEは運転を楽しむホットハッチ、スズキ・ハスラーは思わずアウトドアへ繰り出したくなるSUVです。

もともとホンダと言えばスペック以上に軽快な走りでファンを魅了したスポーツカーメーカー。時代は変わり、軽自動車も大きく重くなりましたが、今もそのDNAはホンダ・N-ONEに受け継がれており、ユーザーもその点で満足感を得ているようです。対してスズキはもともとジムニーやエスクードなど昔ながらのSUVを手掛けてきたメーカー、そんな同社の手掛けたハスラーは背伸びのない魅力が詰まっています。

これは、数字には表れない2台の持ち味とも言える部分。今回はエクステリア・インテリア・価格・燃費・実用性といった項目毎に比較を行いますが、その前に、このキャラクターの違いを押さえておきましょう。

エクステリアは好みが分かれるところ

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N-ONEのエクステリアは同じNシリーズのN-BOXと比べてグッと低く構えたデザイン、純正仕様で車高を10cm落としたローダウンも選択でき、15インチの大径アルミホイールも用意。ホンダ初の市販軽自動車ホンダ・N-360 のデザインを踏襲しているため、どこかクラシカルな雰囲気を併せ持っているのもポイント。車好きに刺さる部分が多く、走りにこだわりのあるお父さんにおすすめです。

http://www.suzuki.co.jp/car/hustler/styling/img/img04.jpg

対してスズキ・ハスラーのエクステリアは、2018年現在世界的な流行となっているコンパクトSUVそのもの! トヨタ・FJクルーザーをギュッと圧縮したようなエクステリアとなっています。ハスラーの良いところは、無骨になりがちなSUV風のデザインを軽自動車にまで小さくしたことで、まるでミニカーのような愛らしさを持っていること。無骨なSUVはちょっとという奥様・アウトドア大好きなお父さん、多くの方が受け入れやすい魅力を持っています。

インテリアはホンダ・N-ONEが一歩リード

http://www.suzuki.co.jp/car/hustler/interior/

デザインには個人で好みがある物ですが、こと質感という面では、ホンダ・N-ONEが一歩リードしています。スズキ・ハスラーはタコメーターも省かれた実用重視のレイアウトを採用、ダッシュボードなどのカラーパネルを好みに選択できます。ただ、カラーも3色のみとなり、ウッド調などのデザインを選ぶことはできません。装備も必要最低限といった印象で、必要なぶんだけうまくまとめたという印象です。

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対してホンダ・N-ONEにはタコメーターが標準装備されています。ブラックウッドやウッド調にスチールなど、多種多様なインテリアパネルを組み合わせることで、レーシーな雰囲気から高級車のような雰囲気まで演出。シートもファブリックながら2つの色調をうまく組み合わせた高級感のある仕上がりを実現しており、インテリア面ではハスラーを大きくリードしています。

実用性はSUVライクなスズキ・ハスラーがおすすめ

両車ともトールタイプの軽自動車なので使い勝手は良いのですが、どちらかと言われれば、これはスズキ・ハスラーに軍配が上がります。スズキ・ハスラーはSUV風の使い勝手を取り入れており、例えばシートの裏側やラゲッジスペースにファブリックではなく樹脂製パーツを採用することで汚れを気にする必要がありません。ラゲッジに給電ソケットがあるのも使い勝手に良いでしょう。シートアレンジもホンダ・N-ONEに比べると多彩となっており、特に車中泊も念頭に置くなら、これはスズキ・ハスラーに軍配が上がるでしょう。

対してホンダ・N-ONEも普段使いの実用性は十分、ホンダ自慢のセンタータンクレイアウトにより十分な室内空間を確保しています。シートアレンジの幅はスズキ・ハスラーに一歩遅れをとりますが、これはSUVとスポーツハッチの違いからくる部分です。現行の軽自動車としてみるならば、十分な実用性をホンダ・N-ONEは持っています。

燃費・価格面でもスズキ・ハスラーが若干リード

JC08モード燃費で比較すると、ホンダ・N-ONEは24.0km/L~28.4km/L、スズキ・ハスラーは24.2km/L~32.0km/Lとなっています。スズキ・ハスラーにはSエネチャージと呼ばれるハイブリッドのアシストを受けることができるため、燃費面では一歩リードしています。

また、価格面ではホンダ・N-ONEが約120万~177万円。スズキ・ハスラーが約110万~167万円となっており、スズキ・ハスラーのほうが若干割安感があります。

ホンダ・N-ONEはボディやシステム面から装備が充実

ホンダ・N-ONEはG-CONと呼ばれる衝突安全設計ボディを採用し、乗員はもちろん歩行者や追突車のダメージも軽減します。さらにEBD(電子制御制動力配分システム)ABS(4輪アンチロックブレーキシステム )TCS(トラクションコントロールシステム)からなる車両挙動安定化制御システムVSAも採用しており、雨の日など滑りやすい路面でのドライビングをアシストします。

スズキ・ハスラーを見てみると、車線の逸脱や運転中のふらつきをブザーやメーター内の表示によって知らせる機能を採用。先発車の発進をドライバーに知らせてくれる、便利な機能も付いています。

急ブレーキ時に後続車にシグナルを発信する機能や、追突を防ぐ自動ブレーキシステムは、両車ともに備えています。

装備が充実・走りのホンダ・N-ONE 実用性重視のスズキ・ハスラー

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私が2台の内どちらかを選ぶなら、ホンダ・N-ONEを選びます。理由は車の運転そのものが好きであることと、所有満足度を求めたいから。ホンダ・N-ONEの優れている点はインテリア・エクステリアの質感の高さに加え、VSAのようなシステム車両の挙動を安定させるシステムやローダウンによる低重心化、そうした部分から来るホンダ流の軽快な走りが自慢です。ほど同価格帯である2台ですから、運転を楽しみたい方にはホンダ・N-ONEがおすすめです。大してスズキ・ハスラーの魅力はその愛らしいデザインと、SUVを思わせる実用性の高さです。アウトドアを日常的に楽しみたい、車中泊も楽しみたい、そうした楽しみのためのツールとして見るなら、スズキ・ハスラーがおすすめです。

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