ボルボ・XC60はカー・オブ・ザ・イヤー大賞にふさわしいの?
国沢:XC60は安全性能に加えて、恰好もいいし、乗っていても楽しい。インテリアもいいんです。北欧ってこの時期は朝の8時半まで暗いんです。夜も15時半くらいになるともう暗くなってしまう。
牧野:あー……白夜でしたっけ?
国沢:白夜は夏でしょ! 日が沈まないのことを言うんです!
牧野:逆でしたね……。
国沢:この時期、外がすぐに暗くなるので家に居ることが多いのですが、家の中も暗い内装だとさみしくなってくるんですよ。ですから北欧の人たちの家の家具って白木で作られているんです。牧野君は白木ってどういう木を使うか知ってます?
牧野:白樺……ですか?
国沢:おお、知ってるね! バーチって言うんですが、そういうもので作ると室内が明るく見えるんですよ。ボルボは北欧のメーカーですが、今の社長は黒い内装を一切やらないと宣言していて明るい内装しか入れていないんです。普通のクルマって内装は黒が多いじゃないですか。XC60は乗っていても暗さがなくて楽しいです。
緒方:いいですね。明るくて身の安全も確保できる。
国沢:だから今年のCOTYは妥当かなと思っています。「えっ?」って感じではなくて、今年はボルボに決まったよって言われたら皆「そうね、良かったね」って言えるような良いまとまりだったと思います。
牧野:さっき国沢先生がおっしゃられていたように逆に日本車の元気がなかったという点はどうお考えですか?
国沢:日本車の元気は徹底的になかったね。途中で日産が不祥事があったため辞退した。スバルも辞退してしまった。でも残っていたら取れたかと言われたらこれも分からないよね。
牧野:まだ気が早いですけど、来年のCOTYは日本車が取れるようにこの1年で日本車に頑張ってほしいですね。ありがとうございました。それでは「国沢光宏の言いたい放題」2018年最初の動画はここまで。また次回お会いしましょう!