【国沢光宏の言いたい放題】「スーパーカーなんてどうでもいい!?」国沢光宏がスーパーカーの魅力を語る【第17回】

【国沢光宏の言いたい放題】「スーパーカーなんてどうでもいい!?」国沢光宏がスーパーカーの魅力を語る【第17回】
     
   

スーパーカーはどうでもいい!?国沢光宏が独自の視点で語る

牧野:というわけで、本日のテーマはスーパーカーです。この3車種、最低でも3400万円ということで、手が出せない金額ですよね。一生に一度乗れるか乗れないかレベルですが、国沢先生はこれまでスーパーカーに乗られたご経験からどのような感想をお持ちか伺ってみたいです。

国沢:今までのスーパーカーのイメージを当てはめてみると、今日の3台は悪い意味でスーパーカーってどうでもいいよなって気がする。

牧野:ん? どういうことでしょうか?

国沢:例えば、ラフェラーリがあります。このクルマがすごく高い理由って色々な因縁があるからなんです。生産台数が少ないからとか、単純にデザインとか雰囲気だけでなく、伝説というような他の理由があるから高いんです。でも確かにパッと見ただけでは普通のフェラーリと変わらない。スーパーカーって元々何のためにあるかというと、スポーツカーではない、レーシングカーでもない、早ければいいというものでもない、毎日乗るためのような簡単なものでもない。何か目立つ特殊な存在なんですよね。それってある程度分かりやすくなければならないんです。車高が低い、幅広い、フロントガラスがめちゃくちゃ寝てる、ドアが上に上がったりするともっとびっくりする。そういうクルマってカッコいいんだけど、そこで第一段階で満足するんです。フェラーリも3000万円からあるからね。そこからさらに高いクルマというのはスーパーカーを知っている人じゃないと価値が分からないんです。それってお金持ち同士の見栄の張り合いになる。

牧野:あぁ、なるほど。

国沢:僕たちがスーパーカーを見てすごいと思っているのは3000万、4000万で十分スーパーカーだと思う。でもこういうラフェラーリみたいなスーパーカーはスーパーカーを持っている人同士でどうだ!って。そこはすごくいい時計あるけど、「世界に4つしかないんだよ」っていうのと同じところに入ってくるから、どうでもいいかなって。

スーパーカーは自動車を代表するアンバサダー

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