出典元:https://clicccar.com/2018/03/01/564075/
新型BMW・Z4(G29)の特徴は?期間・台数限定で発売されるファーストエディションの装備内容は?
BMWの新型Z4の情報が続々と公開されています。アメリカでは既にデビューしたようですが、日本での販売開始は少し遅れて2019年の春頃といわれています。
新型Z4では期間・台数限定でファーストエディションの発売が決定しています。詳しい情報を見てみましょう。
トヨタ・スープラとプラットフォームは共同開発
出典元:http://xn--ols92r56ds35c.tokyo/?p=3724
新型Z4はトヨタとの共同開発が行われ、新型スープラとは兄弟の関係となります。プラットフォームが同じなのでチラッと見たくらいでは違いが分からないかもしれませんね。BMWの特徴的なキドニーグリルを確認するのが一つの手でしょう。
2016年に生産終了となったZ4が2019年に復活するのと同時に、2002年に生産終了となったスープラも復活となります。どちらのファンにとっても嬉しい知らせとなったことでしょう。
3リッター直6ターボエンジン搭載のM40i、直4のsドライブ20i/30i
エントリーモデルとなるZ4 sDrive20i、同じ直列4気筒エンジンを搭載しながらもsDrive20iよりもパワーアップしたsDrive30i、そしてBMWのシルキー6を味わうことができるM40iの3種類のモデルが発表されています。
これまでのBMWの動向を読んで、Mパフォーマンスモデルの追加はもっと後になると思っていました。直列6気筒エンジンを楽しめるのはM40iのみなので、BMWらしさを体感したい人にオススメです。
リトラクタブル式ルーフではなく電動ソフトトップを採用
新型Z4には電動ソフトトップが採用されています。
歴代のZ4を簡単に振り返ってみましょう。初代はソフトトップでデビューし、ハードトップとなるクーペモデルも販売を開始。2代目は完全にリトラクタブル式ルーフ(ハードトップ)のみとなりました。
そのままの流れでハードトップが採用されると思っていましたが、ソフトトップのみという意外な展開を迎えました。兄弟分であるスープラはハードトップが採用されるようです。
雨漏り等が不安に感じる方もいると思うので、いずれはリトラクタブル式ルーフも追加されるのではないでしょうか。
大型ディスプレイが二つ並ぶドライバーオリエンテッドなコックピット
出典元:https://bmw.jpn.org/bmw/bmw-os7-interior-3siries-g20
新型Z4にはドライバーオリエンテッドコックピットが搭載されており、ドライバーがスイッチ類を操作しやすくなるように角度が付けれられています。
ここ数年でドライバーオリエンテッドな設計は格段と増え、BMWの多くの車に使用されています。「走る喜び」がコンセプトとしているBMWらしさが感じられますね。
センターコンソールには大型ディスプレイに加え、メーターもデジタル化されました。ヘッドアップディスプレイもオプション装備が可能となっています。
ファーストエディションの装備内容は?
ファーストエディションの装備は非常に豪華で、アダプティブMサスペンション、Mスポーツブレーキ、19インチアロイホイールなど非常にスポーティな装備となっています。
内装にはHarman Kardonサラウンドサウンドシステムを設置、それ以外にもジェスチャーコントロールなどドライバーを楽しませてくれる機能が豊富です。
新型BMW・Z4(G29)と旧型Z4(E89)、初代Z4(E85)とサイズやパワースペックを徹底比較!
出典元:https://it.motor1.com/reviews/205595/bmw-z4-restyling-le-novita-piu-importanti-sono-sotto-il-cofano/
2002年にZ3が生産中止となり、後継車としてデビューしたZ4はどのような車だったのでしょうか。歴代Z4の中からハイグレードな3台を紹介します。
Z4 sドライブ35is(E89)
Z4 sDrive35isは2代目Z4の最上級グレードに位置しています。E89で左ハンドルが与えられているのはsDrive35isのみになります。
最上級グレードというだけあってパワーはありますが、sDriveよりも100kg重い1,600kgとなっています。全体的に新型のZ4と比較するとサイズが一回り小さく作られているようです。
2016年まで生産されていたモデルなので、パワーを比較しても新型Z4にも引けを取らない数値を叩き出しています。
Z4 ロードスター3.0si(E85)
ロードスター3.0siは2006年から2009年に販売されていたモデルで、マイナーチェンジのタイミングで追加されました。
直列6気筒エンジンを搭載し、クーペではなくソフトトップとなっています。また、E89と比較して若干全長が短い設計になっています。
Z4 Mロードスター(E85)
Z4 Mロードスターはロードスター3.0siと同時期に販売されていたモデルです。3.2Lのエンジンが搭載されており、E85の中でパワーが最も強いのがこのMロードスターです。
歴代Z4の中でMTを選択できるのはMロードスターとMクーペのみです。古いモデルではありますが、BMWはMT車がそこまで多くないので、MT車で走りを存分に楽しみたい人にオススメです。
歴代Z4のサイズ・スペックをチェック
車種 | 全長(mm) | 全幅(mm) | 全高(mm) | 最大出力 | 最大トルク |
Z4 M40i | 4,324 | 1,864 | 1,304 | 250kW(340ps)/5,000-6,500rpm | 500Nm/1,600~4,500rpm |
Z4 sDrive35is | 4,250 | 1,790 | 1,290 | 250kW(340ps)/5,900rpm | 450Nm/1,500rpm |
Z4 ロードスター3.0si | 4,100 | 1,780 | 1,285 | 195kW(265ps)/6,600rpm | 315Nm/2,750rpm |
Z4 Mロードスター | 4,120 | 1,780 | 1,300 | 252kW(343ps)/7,900rpm | 365Nm/4,900rpm |
時が経つに連れて、全体的に車両が大きくなり、パワーアップしているのがお分り頂けると思います。
新型になり、3シリーズよりも幅が広く設定され、とても余裕のある作りとなりました。よりラグジュアリー感が増したのではないでしょうか。
新型BMW・Z4(G29)とライバルの2シーターオープンカーとスペックを徹底比較!
2シーターでオープンカーといえばかなり数が絞られるので、競合となる車種は明確です。外車を2台挙げて比較してみます。
メルセデスAMG・SLC43
出典元:https://www.benzinsider.com/2016/01/mercedes-amg-will-absorb-amg-sport/
メルセデスの2シーターオープンカーといえばSLC。BMWがMなら競合となるのはもちろんAMGですよね。
以前はSLKという名称でしたが、現在はSLCの名で販売されています。2019年には更にスペック、安全性能などに変更が入るようです。
ジャガー・Fタイプ Rダイナミックコンバーチブル
出典元:http://kakaku.com/item/K0000514861/
2013年に登場したジャガーFタイプ。コンバーチブルで登場しましたが、今はクーペタイプも販売されています。
トランスミッション、駆動方式、エンジンが多数用意されており、28の種類から選択することができる珍しい車種です。1,000万円で購入できるモデルもあれば、その倍の価格で販売されているモデルもあります。
コネクティビリティも非常に優れており、アプリを利用することで遠隔でのスイッチ操作が可能になっています。
スペックを比較
車種 | 最大出力 | 最大トルク | 燃費 |
Z4 M40i | 250kW(340ps)/5,000~6,500rpm | 500Nm/1,600~4,500rpm | – |
メルセデスAMG・SLC43 | 270kW(367ps)/5,500~6,000rpm | 520Nm/2,000~4,200rpm | 11.3km/L |
ジャガー・Fタイプ Rダイナミックコンバーチブル | 221kW(300ps)/5,500rpm | 400Nm/2,000rpm | 12.2km/L |
今回は紹介していませんが、2シーターオープンカーだと他にもポルシェ・ボクスターが有名ですね。選択肢に入れてみるといいかもしれません。
表で紹介しているジャガーFタイプは直列4気筒エンジンを搭載したエントリーモデルです。Z4、SLCと比較して価格は高くなりますが、ハイパワーを求めるのであればV6、V8エンジンも選択が可能です。
どの車も美しく、非の打ち所がなく、どれでもいいと思えてしまうレベルですね。購入の際は参考にしてみてください。
新型BMW・Z4(G29)のM40iがニュルでM2を上回る速さ!さらにZ4 Mは発売される?
出典元:https://jp.autoblog.com/photos/2029-bmw-z4-0/
Z4 M40iがニュルブルクリンクでM2を上回るラップタイムを記録しました。Z4 M40iはM4 GTS、M4 CSに続くBMW史上3番目のタイムとなりました。
Mパフォーマンスモデルであるとはいえ、MモデルではないM40iがここまで戦えると誰が予想していたでしょうか。
残念ながら100位以内に名前を刻むことはできませんでしたが、今後のレースに大きく期待が持てますね。
Z4 Mの発売情報はまだ入っていないので、仮に販売となってもまだまだ先の話になりそうです。M40iでも十分すぎるスペックですから、Z4 Mだとどれほどのスペックになるのでしょうか。期待に胸が膨らみますね。