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新型マツダ・CX-3の特徴は?マイナーチェンジでどこが変わる?
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ガソリンエンジンの仕様向上と新型の1.8Lディーゼルエンジン搭載
2017年にガソリンモデルがラインナップに追加されたばかりのCX-3ですが、今回のマイナーチェンジでは早くもそのガソリンエンジンに改良が加えられたものが採用されることに。
これは新型CX-5に採用されたものと同じエンジン「SKYACTIV-G 2.0」。従来のエンジンよりも燃費性能、環境性能を向上させたものになりました。
ディーゼルエンジンにはこれまでの1.5Lに代わって採用されるのが新たに開発された「SKYACTIV-D 1.8」です。
排気量のアップに伴い走りにさらに余裕を与える上、排気ガスを大幅に削減することに成功、環境性能もアップしました。
いずれも人馬一体となる走りにこだわるマツダのプライドを損なうことない、反応の良さや走りの満足感に加えて燃費性能・環境性能なども両立させるエンジンとなっています。
専用タイヤの開発と足回りの進化
マツダの展開するクロスオーバーSUVの中でも最もコンパクトなCX-3の為に新たに専用タイヤが開発されました。
フルモデルチェンジならばいざ知らず、マイナーチェンジにおいてタイヤが新開発される例はとても珍しいといっても過言ではありません。
CX-3に最適化した新開発CX-3専用215/50R18のタイヤの性能を最大限に活かすべく、足回りも進化させました。
サスペンションやコイルスプリングを改良、G-ベクタリングコントロールや電動パワーステアリングなどには繊細なチューンナップが施され、CX-3に最適化されました。
走行性能はもちろん、乗り心地も向上していると見られます。
新デザインのグリルやテールライト採用
基本的なデザインはキープコンセプト、旧来のCX-3のイメージと大きく変化はありませんが、フロントグリルのデザインが微妙に進化。
フィンタイプのままではありますが、2本で1セットのラインとなり、これまでよりもスッキリとシャープな印象になっています。
またテールライトにも変更がありました。
円形と水平ラインを採用に、これまで以上にマツダ車らしいデザインに。上位車種のCX-5と共通する雰囲気で質感が向上、さらに後続車の視認性もアップしました。
電子式サイドブレーキ採用とセンターコンソールの変更
今回新たに標準装備されたのが電子式サイドブレーキ。
この電子式サイドブレーキの導入によりサイドブレーキレバーがなくなり、センターコンソールのデザインも変更されました。
それに伴いアームレストが新たに設置、収納も従来より便利になりました。
この電子式サイドブレーキの導入は使い勝手向上の為に必要な選択でしたが、実はもう一つ理由があります。
サイドブレーキのレバータイプと電子タイプを両方ラインナップするよりも片方に揃えたほうがコストが抑えられる、という事情もあったようです。
いずれにせよ使い勝手がよくなるのならば大歓迎、どんどん新しい技術を取り入れて欲しいものですね。
360度モニターなど安全性能のアップデート
もちろん安全性能もぬかりはありません。
昨今どのブランドにおいてもフルモデルチェンジ、マイナーチェンジにが行われる場合は必ずといっていいほど運転支援機能や安全性能がグレードアップされる傾向にあります。
それほど開発が積極的に行われている、成長目覚ましい分野であるということでしょう。
CX-3はすでにマツダ自慢の先進安全技術「i-ACTIVSENSE」が標準装備となっています。
今回のマイナーチェンジではそのうちのレーダークルーズコントロールが全車速追従機能付きに、またアドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポートは夜間歩行者の検知が可能になりました。
新たに追加かれたのは360度ビュー・モニター。
これまでよりもさらに進化した安全性能でドライバーをサポートします。
新型マツダ・CX-3のグレード別内装・装備の違いは?
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20S/XD
基本となるのがこの20S/XD。
マツダ車はグレードによって機能面で大きく異なるということがあまりなく、ベースグレードでも必要十分な機能を備えています。
上位モデルと異なってくるのはインテリアの素材やメーター類。
大きく違いが出るのは、標準装備となっている「i-ACTIVSENSE」の内容でしょうか。
これはグレードによって搭載される安全性能の種類が変わってきます。
20S/XDでは車線逸脱警報システムやブラインド・スポット・モニタリング&リア・クロス・トラフィック・アラート、ハイビーム・コントロールシステム。
そしてアドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポートやAT誤発進抑制制御、リアパーキングセンサーのみといった仕様です。
20S/XDプロアクティブ
アドバンストモデルとして存在するプロアクティブは、メーターフードトリムが合成皮革になり、アクティブ・ドライビング・ディスプレイが搭載されます。
ヘッドライトもアダプティブ・LEDヘッドライトがプラス。
そして安全性能が格段に充実します。
「i-ACTIVSENSE」のハイビーム・コントロールシステムを除くすべての性能が搭載されます(360度ビューモニターは全てのグレードでオプション)。
高い安全性能を望むのであれば、このプロアクティブ以上のグレードがおすすめです。
20S/XDプロアクティブSパッケージ
プロアクティブにさらに装備を充実させたのがこのプロアクティブSパッケージ。
プロアクティブの装備に、LEDフォグランプやフロントとサイド下部のメッキガーニッシュが追加に。
さらにシート周りも充実。運転席と助手席にはヒートシーター、そして運転席は10Way パワーシートとなっています。
マツダらしいのが、ステアリングヒーター。ドライバーの痒い所をついてきますね。
20S/XD Lパッケージ
最上級モデルとして君臨するのがこのLパッケージです。
シートの材質がレザーになり、最上級クラスにふさわしい高級感のあるインテリアに。
シフトブーツのアクセントに施されたれたレッドのストライプなど、内装面において非常に贅沢な仕上がりとなっています。
20S/XDエクスクルーシブモッズ
今回のマイナーチェンジで新たに登場した特別仕様車がこのエクスクルーシブモッズです。
最上級グレードであるLパッケージをベースに、エクスクルーシブモッズ専用の装備を追加したモデルで、専用シートには個性的なディープレッドのナッパレザーを採用。
ホワイトトリムとの組み合わせで、より洗練された都会的なイメージです。
その他としてはスーパーUVカットガラスやIRカットガラス、高輝度ダーク塗装の専用18インチアルミホイールなどを装備し、走りの快適さと上質な空間を両立します。
新型マツダ・CX-3の競合コンパクトSUVのサイズ・価格・燃費を徹底比較!
トヨタ・C-HR
出典元:https://toyota.jp/c-hr/exterior/?padid=ag341_from_chr_top_exterior
2018年の5月に一部改良したばかりのトヨタ・C-HR。新たに2WD車がラインナップに加わりました。
2016年の登場以来大人気、このクラスの国産SUVといえばC-HRが代名詞、という状況といってもおかしくはないでしょう。
モチーフはダイヤモンドという個性的なルックス、またツートンカラーという選択肢があるなど、そのスタイリッシュさが人気の秘密のようです。
ガソリンターボとハイブリッドのラインナップですが、やはりハイブリッドに定評のあるトヨタ、ハイブリッドが圧倒的な人気となっています。
日産・ジューク
出典元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/juke/exterior_interior.html
2010年に登場した日産・ジュークは、個性的なフロントデザインやそのカスタマイズ性の高さから他とは一線を画した個性的なSUVといえるでしょう。
90にも及ぶバリエーションからカスタマイズが可能なパーソナライゼーションは自分だけの1台を可能にし、オリジナリティを求める層に人気を誇ります。
まだフルモデルチェンジは1度もなく、そろそろではないかとの噂も絶えずあるジューク。
豊富なラインナップも魅力です。
ホンダ・ヴェゼル
出典元:http://www.honda.co.jp/VEZEL/webcatalog/styling/design/
2012年の2月にマイナーチェンジを施したホンダのヴェセル。フロントのデザインが変化し、よりタフで精悍な印象になりました。
先進安全技術Honda SENSINGが標準装備され、安全性能や運転支援性能も向上。
後部座席のシートアレンジも豊富、使用するシーンを選ばずに活躍するコンパクトSUVです。
三菱・RVR
出典元:http://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/rvr/styling/styling_01.html
三菱の人気中型SUVのアウトランダーと共通のプラットフォームを使用したRVR。
発売は2010年とかなり前ですが、2017年にフロントデザインを一新、三菱のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」にを表現したものに。
より力強くスポーティなデザインとなりました。外見のイメージを損なわないタフな走りもRVRの魅力。
アウトランダーにPHEVがラインナップされていることからも、このRVRにもプラグインハイブリッドが期待できるのではないかといわれています。
では、これらのライバル車とマツダ・CX-3のボディサイズや燃費などを一覧にしてみましょう。
ボディサイズ
全長(mm) | 全幅(mm) | 全高(mm) | |
マツダ・CX-3 | 4,275 | 1,765 | 1,550 |
トヨタ・C-HR | 4,360 | 1,795 | 1,550 |
日産・ジューク | 4,135 | 1,765 | 1,565 |
ホンダ・ヴェゼル | 4,330 | 1,770 | 1,605 |
三菱・RVR | 4,365 | 1,770 | 1,630 |
燃費・価格
燃費(km/ℓ) | 価格 | |
マツダ・CX-3 | 16.0~20.0 | ¥2,127,600~ |
トヨタ・C-HR | 15.4~30.2 | ¥2,290,000~ |
日産・ジューク | 13.4~18.0 | ¥1,925,320~ |
ホンダ・ヴェゼル | 19.6~26.0 | ¥2,075,000~ |
三菱・RVR | 14.4~15.4 | ¥2,058,480~ |
車体の大きさでは三菱・RVRがトップですね。とくに全高は他と大きな差があります。
燃費はやはりハイブリッドがラインナップされているかどうかでも大きく変わってくる面がありますが、ガソリン車でもホンダは20.0km/ℓ近い数値を出していて優秀です。
終わりに
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マイナーチェンジを経てラインナップも追加され、選ぶ楽しみも増えたCX-3。
走りには定評のあるマツダですから、特に新しいエンジンには期待してしまいますね。
新しくなったCX-3、これからの人気はどう動いていくのか、その動向に注目が集まりそうです。