出典元:https://www.honda.co.jp/VEZEL/webcatalog/styling/other/
新たに追加されたホンダ・ヴェゼル ツーリングの特徴は?
出典元:https://www.honda.co.jp/news/2018/4181214.html
1.5リッターのVTECターボエンジン搭載
2013年のデビュー直後から人気を博し、2014、2015、2016年度の3年連続でSUV新車販売台数1位を獲得した大人気のヴェゼルですが、今年2019年の1月31日は新たにスポーツグレードの「ツーリング」グレードがラインナップに加わりました。
広い室内と軽快な走り、そして優れた燃費性能というバランスの良さがファミリー層のみならず多くのユーザーを魅了しているようですね。
今回のツーリングに搭載されるエンジンは1.5LのVTECターボエンジン。ジェイドやCR-Vに使用されているエンジンですが、ヴェゼルでの採用はこのツーリングが初。
待望のターボエンジン搭載モデルの登場でこれまでよりもさらに幅広い層にアピールできるようになり、益々人気が高まるのではないかと思われます。
専用エアロに18インチアルミホイール、新色ボディカラーも設定
新しく設定されたヴェゼル ツーリングは、スポーツモデルとしての位置付けにふさわしく専用のエアロを纏った姿で登場。
精悍な印象をもたらすクロームメッキのフロントグリルやブラック塗装のヘッドライトガーニッシュ、フロントバンパーロアグリルなどがツーリング専用装備となっています。
ホイールはRSと同じ18インチのアルミホイール。サイズはRSと同じですが、ツーリング専用のグレー塗装が施されました。
左右2本出しのエキパイフィニッシャーもこのツーリング限定。さらにボディカラーには新色となるプレミアムクリスタルブルー・メタリックとスーパープラチナグレー・メタリックの2色のメタリックカラーを含む6色が設定されています。
ウルトラスエード仕立ての専用ブラウンインテリア
新色のボディカラーを引き立てるのはこのツーリング専用のブラウンのインテリアでしょう。特にプレミアムクリスタルブルー・メタリックとの相性は抜群です。ヴェゼルを格調高く上品に見せる絶妙のカラーリングですね。
シートはダークグレーのウルトラスエードとブラウンのコンビシート。フロントシートにはヒートシーターも装備され冬の寒い日でも快適なドライブが楽しめる仕様になっています。ステアリングホイールもスムースレザーの本革巻き。
スポーツグレードにありがちなスポーティさ、レーシーさはそれほど感じさせず、エレガントで上質な車内空間に仕上がっています。
まさにワンランク上のヴェゼル、といった印象ですね。
ヴェゼル ツーリングのオプション装備は?
7インチのワイドディスプレーを搭載しスマートフォン感覚での操作が可能な次世代型インターナビや本革シート&専用インテリア、またパワーシートなどがオプション装備として用意されています。
選択できるメーカーオプションはそれほど多くはありませんが、ツーリングはもともと基本装備が充実しているので充分な内容といえるのではないでしょうか。
ホンダ・ヴェゼル ツーリングとハイブリッドなど従来モデルと燃費・スペックを徹底比較!
ヴェゼル RS ホンダセンシング
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2016年に新たに追加されたグレードがこの「RS」です。走る楽しさを追求したグレードとなっており、ツーリングが追加される前はこのグレードが最上級グレードでした。
スポーティさを前面に出したワイド&ローなボディ、RS専用のブラッククロームメッキの鈍い輝きが印象的なフロントグリル、ボディーロアガーニッシュもRS専用のものになっています。
アルミホイールはブラック塗装の18インチホイール。またRS専用のパフォーマンスダンパーを採用し足回りも強化、インテリアではウルトラスエードを使用した専用インテリアが用意されました。
またガソリンモデルのRS限定でホンダが独自開発したCVT、G・Design Shiftが設定されています。
ヴェゼル ハイブリッドRS ホンダセンシング
装備面ではRS ホンダセンシングと同じですが、ハイブリッドシステムを搭載したモデルになります。
燃費性能を追求する方はこのハイブリッドモデルを選ぶといいですね。
ヴェゼル ハイブリッドはグレードで異なる燃費
ヴェゼルではハイブリッドモデルとしてハイブリッドホンダセンシング、ハイブリッドX ホンダセンシング、ハイブリッドZ ホンダセンシング、そして先にご紹介したハイブリッドRS ホンダセンシングの4つのグレードをラインナップしています。
このうちハイブリッドRS ホンダセンシングがFFのみ、その他のグレードはFFと4WDの設定があります。
そのためここではFFの燃費で比較してみますが、ヴェゼルのハイブリッドモデルはグレードごとに車両重量が異なるので、燃費もそれぞれ異なっています。
エンジンスペック、燃費ともに一覧にして比較してみましょう。
最高出力(kW[PS]/rpm) | 最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 燃費(km/ℓ) | |
ヴェゼル ツーリング | 127[172]/5,500 | 220[22.4]/1,700-5,500 | 17.6 |
ヴェゼル RS ホンダセンシング | 96[131]/6,600 | 155[15.8]/4,600 | 20.2 |
ヴェゼル ハイブリッドRS ホンダセンシング | 97[132]6,600 | 156[15.9]/4,600 | 25.6 |
当然ながら燃費はハイブリッドRSセンシングが最もいいですね。パワーは今回登場したツーリングの独断場といったところです。
ちなみにヴェゼルのFFのハイブリッドモデルの燃費はこのようになっています。
燃費(km/ℓ) | |
ハイブリッドホンダセンシング | 27.0 |
ハイブリッド Xホンダセンシング | 26.0 |
ハイブリッド Zホンダセンシング | 23.4 |
ハイブリッド RSホンダセンシング | 17.6 |
ホンダ・ヴェゼル ツーリングとライバルコンパクトSUVと燃費・スペックを徹底比較!
マツダ・CX-3 20S
出典元:https://www.mazda.co.jp/cars/cx-3/grade/?car_id=cx-3&grade=20s-exclusive-mods&gclid=CjwKCAiAqOriBRAfEiwAEb9oXZdiQyj09mrbaCbv7O-KgE1IVoGvYRnAmPl8UfFCDxgnotwcueBf4xoCvU0QAvD_BwE
マツダのスカイアクティブ・テクノロジーを採用したクロスオーバーSUVのCX-3。20Sはベースグレードになります。
直列4気筒のスカイアクティブ2.0を搭載。2018年に大型マイナーチェンジが施されフロントダンパーやスタビライザーの改良、G-ベクタリングコントロールや電動パワーステアリング制御の最適化がなされました。
日産・ジューク 16GT
出典元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/juke/exterior_interior.html
ジュークのデビューは2010年。今回比較する車両の中では最も古くからあるモデルです。ヘッドランプが一際存在感を放つ個性的なフロントデザインは唯一無二といってもいいでしょう。
16GTは1.6L直列4気筒ターボエンジンを搭載したモデル。トランスミッションには可変バルブタイミング機構付きの7速エクストロニックCVTが組み合わされています。
トヨタ・C-HR G-T
出典元:https://toyota.jp/c-hr/exterior/?padid=ag341_from_chr_navi_exterior
ヴェゼルの最大のライバルといえるのがこのC-HRでしょう。ヴェゼルは先にも述べた通り2013年から3年連続でSUVの新車販売台数1位を記録していましたが、ヴェゼルの4連覇を阻んで2017年のSUV新車販売台数1位に輝いたのがこのトヨタ・C-HRでした。
2016年にデビューしたC-HRはダイヤモンドをモチーフにしたスタイリッシュかつ個性的なエクステリア、プリウス譲りの優れた燃費性能で爆発的な人気を獲得、2018年のSUV新車販売台数においても1位を獲得しその勢いは留まることを知らないかのようです。
C-HR G-Tは1.2L直噴ターボエンジンを搭載。ヘッドライトやリアランプにLEDを採用し18インチのブラック塗装アルミホイールを装備しています。
では、燃費とエンジンスペックを比較してみましょう。
最高出力(kW[PS]/rpm) | 最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 燃費(km/ℓ) | |
ホンダ・ヴェゼル ツーリング | 127[172]/5,500 | 220[22.4]/1,700-5,500 | 17.6 |
マツダ・CX-3 20S | 110[150]/6,000 | 195[19.9]2,800 | 16.0 |
日産・ジューク 16GT | 140[190]/5,600 | 240[24.5]/1,600-5,200 | 14.2 |
トヨタ・C-HR G-T | 85[116]/5,200-5,600 | 185[18.9]/1,500-4,000 | 16.4 |
いずれも2WDで比較しています。エンジンはジュークが最もパワフルなようですね。
燃費はマツダのみWLTCモードでの計測ですので一概にはいえませんが、ヴェゼルが最も優れているようです。
ホンダ・ヴェゼル ツーリングにモデューロXが登場する?
出典元:https://www.tokyoautosalon.jp/TAS/2019/apl/ap/CList02.dll/?mode=&st1=43411&cid=S0190433
実は1月に行われた東京オートサロン2019では、ホンダのブースで「ヴェゼル ツーリング モデューロX コンセプト 2019」が展示されました。
フロントグリルやバンパーなどは専用デザインになり、大型のテールゲートスポイラーも装備したその姿にモデューロファンは胸を熱くしたことでしょう。ホンダアクセスはすでに市販化に向けての開発に着手しているとの情報も。
実現すれば2018年夏に発表されたS660 モデューロXに続くモデューロXシリーズ第6弾になりますね。シリーズで初めてのSUVということもありファンの期待はますます高まるばかりなのではないでしょうか。
今後のアナウンスに注目です!