CR-Vを日本で復活させた理由は?
国沢:この車は中国でも出したんですよね?
永留:出しました。
国沢:中国はどうでした?
永留:中国は、やっぱり欧州ブランドがすごく人気というところがありますので、その中でもやっぱりホンダもちょっと人気がありましたので、ハイブリッドを初めて上海モーターショーで出しましたけれども、そこにも行かせてもらって、中国の熱気をちょっと感じてきました。
国沢:ちょっと売れているどころじゃないんですよ、ホンダ。結構中国では調子がいいんですよね。
牧野:CR-Vは一度日本では廃止になって再び復活ということになりましたね。それはその廃止になったのに再び復活させた理由をちょっとお伺いしたいんですけれども。
永留:そこはちょっと企業的なところもあるのでなかなか言いにくいところはありますけれども……。日本でもSUVブームというのが来ています。今、ホンダのSUVのラインアップはヴェゼルしかありませんので、やっぱり上級価値としてこのCR-Vがあるといいかなと思っています。
牧野:なるほど。そうですね。
国沢:CR-Vって本当は外国に輸出する予定がなかったんですよ。マニュアルミッションとかもつくる予定がなかったし、ハンドルも左ハンドルつくる予定がなかったんです。国内だけで売る予定だったんだけれども、実際海外へ出してみたらアメリカでも売れてヨーロッパでも売れちゃって。
牧野:そうなんですね。
国沢:海外に売れるものだから海外用にどんどん大きくしていったら、今度は日本だと大きくなり過ぎちゃって、販売台数が落ちてきちゃったんですよ。じゃ、ちょっと一回休もうかと。ところが、最近またSUVがすごく人気になってきたので。車としても自信があるんですよね?
永留:自信はありますね!