3列シート都市型SUVのブームが今後来る!?
牧野:今回、CR-Vが日本でようやく復活ということですが、ヴェゼルにないCR-Vの特徴の1つとして3列シートというのがあると思います。そこで緒方さんにお伺いしたいのですが、例えばもしご結婚されてお子さんが生まれた際、家族でどんな場所に遊びに行きたいですか?
緒方:そうですね。5人以上とかだったらアウトドア、キャンプに行ったりだとか、あとはやっぱりテーマパークに行った帰りとかは絶対車がいいとか思うので、そういうところに気軽に行けるようなところに行きたいですね。
国沢:若いカップルとかで子供ぐらいだったら別に5人乗りでいいんですよ。そこにおじいちゃんやおばあちゃんがいると、どうしても3列目のシートが欲しくなるんだよね。私なんかまさしくそうで、今ステップワゴンに乗っているんですが、やっぱりミニバンなので、車好きとしてはちょっと辛抱たまらないんですね。三菱・アウトランダーPHEVというのを持っているんだけれども、これは2列シートなので、3人で座れないんですよね。次に何にしようかなと考えているんだけれども、そこで考えているのがマツダ・CX-8とか……。
牧野:今回の東京モーターショーでマツダから発表されましたね。
国沢:これも3列シートがあるからね。こういう、おじいちゃんが買うか、若い世代がおじいちゃんがお小遣いを少し出してみんなで乗れる車を買うという人が多いですよね。
牧野:今回、マツダからも7人乗りSUVのCX-8が出ました。ほかの3列シートSUVと比べて、CR-Vの強みを教えていただけますか。
永留:今回、全モデルに対して全長をそんなに大きくしていないんですよ。そのサイズの中で座れる3列というのが強みだと私は思っています。
国沢:これ、何ミリあるんですか?
永留:このモデルは4,570mmですね。
国沢:CX-8は4,900mmあるんですよ。4,570mmと4,900mmじゃ随分違いますね。
牧野:やっぱり全長が短いと、小回りが効くということなんですかね。
国沢:日本の場合は、小回りが効くことよりも駐車場。4,900mmあると家の駐車場が結構きついかなという人が多いと思う。あと、向こうはディーゼルなので。ディーゼルは長距離を乗ったりするのはいいんだけれども、ちょい乗りするとすすがたまったりしてなかなか。ディーゼルは長く乗ればいいんですよ。でも、短い距離はあまり向かない。
牧野:なるほど。そこもCX-8とは大きな差別点になるということですね。
永留:そうですね。
国沢:差別点というか、いい悪いの話じゃなくて、使い方によって選べばいいと思うんですね。